脊柱管狭窄症になったら歩けないって本当?

脊柱管狭窄症 歩けない

 

脊柱管狭窄症になった方で「歩けない」、もしくは「長く歩けない」という方がいらっしゃいます。

 

たとえば、座っている時には何ともないのに、歩き始めると、足がしびれて歩けない状態になる。。

 

腰からお尻にかけて、ズンとした重苦しい痛みがあって歩けない。

 

最近、スリッパがよく脱げるし、つまづくことが多くなった等々・・・

 

腰部脊柱管狭窄症は、これらの症状が頻繁に出てしまう病気なのです。

 

実は、腰部脊柱管狭窄症の特徴的な症状の一つに、歩くと足がしびれる、もしくは痛いというものがあります。

 

この足のしびれや痛みがあるために、しばらく歩くと「歩けない」という状態になります。

 

歩き始めると、足のしびれや痛みが起きて歩きづらくなりますが、少し休むとまた歩けるようになるというのも、特徴です。

 

この症状のことを、間欠跛行(かんけつはこう)と言います。

 

では、この脊柱管狭窄症で歩けない状態になってしまう原因は、一体何なのでしょうか?

 

ここでは、脊柱管狭窄症になった方が、歩けない状態になる原因や対策についてご説明します。

脊柱管狭窄症で歩けない!間欠跛行(かんけつはこう)とは?

腰部脊柱管狭窄症の患者によく現れる、間欠跛行(かんけつはこう)は、とても特徴的な症状です。

 

歩き始めることはできるのですが、長い時間歩くことで足にしびれ・痛みが起き始めます。

 

そして、歩き続けることで足のしびれや痛みがだんだん激しくなり、とうとう歩けないという状態になります。

 

ところが、少し休憩を取って座ったり、しゃがんだりするとあら不思議!

 

足の痛みが和いで歩けるようになるのです。

 

これが、間欠跛行(かんけつはこう)の特徴です。

 

ちなみに、「跛」と言う難しい文字の意味は、偏ってしまうことで歩けないことを示しています。

 

さらに足の力が弱ってしまうという意味も加わりますので、間欠跛行は、断続的に足の力が弱って、歩けない状態になることを現しているのです。

 

腰部脊柱管狭窄症で、この症状が現れるのは、休憩することで圧迫されていた神経が解放され、症状の緩和と共に歩けるようになるからです。

脊柱管狭窄症で歩けない!間欠跛行の原因は?

間欠跛行の症状が現れた場合、その原因は大きく2つ考えられます。

 

  1. 歩き続けるという動作によって神経圧迫が酷くなる
  2. 歩き続けるという動作によって腰・お尻・股関節の筋肉が固まる

 

まずは、脊柱管という土管のような空洞の中にある「神経」が圧迫されて、痛みやしびれが強くなり、歩けなくなります。

 

そして、前屈みになって休むことで、脊柱管の中に若干のゆとりが生まれますから、その体勢でしばらくいれば、また歩けるようになるわけですね。

 

これが、大まかな「間欠跛行」の原因です。

 

腰・お尻・股関節の筋肉が原因の場合は、筋肉が固まることで起きる「しびれ」や「痛み」ということになります。

 

固くなった筋肉で歩くことによって、足にしびれや痛みが現れます。

 

そこへ休憩を入れると筋肉が回復しますので、しびれと痛みが治まり、また歩けるようになるのです。

 

(1)が原因の場合は、だましだまし歩いても、症状の改善は見られません。

 

ですから、早めに整形外科へ行って診断してもらいましょう。

 

(2)の場合は、筋肉のコリをほぐすということでも対応が可能です。

 

整体院やマッサージで症状の改善が見られることもあるでしょう。

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