脊柱管狭窄症の症状 腰のしびれや痛みで歩けない

脊柱管狭窄症 症状

 

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)の患者さんは、50歳~80歳の方に多いです。

 

そもそも、これは背骨(腰の部分)の脊柱管が、主に加齢によって狭くなり、まわりの神経を圧迫して腰が痛くなったり、しびれる病気だからです。

 

脊柱管狭窄症の症状はタイプによって違うの?

 

これから、脊柱管狭窄症の、主な3つの種類についてご説明します。

 

脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなることで、神経を圧迫して痛みやしびれがでます。

脊柱管狭窄症は神経の圧迫場所によって症状がちがう

脊柱管狭窄症は、神経の圧迫する場所が違うことで、症状が違うことが特徴になります。

 

1.痛みが出る種類【神経根型(しんけいこんがた)】

 

脊柱管が狭くなり、腰の部分の神経の根元が圧迫されていると、痛みの症状がでる状態になります。

 

そして、片方だけの神経の根元が圧迫されたケースでは、片方の足の痛みの症状がでることもこの病気の特徴のひとつです。

 

2.しびれが出る種類【馬尾型(ばびがた)】

 

脊柱管の中にある神経は、馬の尻尾のように何本にも枝分かれしています。

 

専門用語では、馬尾神経と言います。

 

脊柱管が狭くなったことで馬尾神経が圧迫されると、しびれが出ます。

 

また、このタイプは、症状が進行すると、膀胱や大腸の神経が近いためにそこが圧迫されてオシッコやお通じが悪くなる危険性もあります。

 

3.1&2の両方の神経を圧迫する種類

 

神経根型&馬尾神経の両方の場所を圧迫することで、痛みやしびれが出る症状です。

脊柱管狭窄症の痛みの症状は?

脊柱管狭窄症の痛みの症状の特徴をお話します。

 

脊柱管狭窄症は、腰をそらすことで痛みが出ることが多いです。

 

腰からひざの裏にかけて痛みやしびれが出ますが、腰をそらすことで脊柱管を圧迫されるために痛みが増します。

 

あと、脊柱管狭窄症が進行すると、足のしびれや痛みで長い距離を歩くことが困難になります。

 

休み休みは大丈夫でも、続けて歩くことがなかなかできません。

 

症状によって違いますが、長くても10分もすればまた疲れて休まないといられない状態を繰り返します。

 

これを専門用語では、間欠跛行(かんけつはこう)と言います。

 

休憩する時には、乳母車やカートなどを押す時の姿勢になると、少しラクになります。

 

その原因は、体を丸めると、狭くなった脊柱管の圧迫が緩むためと考えられます。

 

この特徴のおかげで、病気になる方の年齢が高い場合が多いために、本人も家族も、「歳のせいで足が悪くなった」と自己判断や思い込むケースが多く、病院を受診しないこともあります。

 

結果的に、歩行も困難な状態で病院へいく可能性もあるために注意が必要です。

 

年齢が高くても、筋肉疲労による腰痛なら、2~3日で治るでしょう。

 

ずっと続くようなら、腰痛を簡単に考えずに、整形外科を受診して診察を受けることが大切です。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

関連記事とスポンサーリンク