腰の痛みが右側に出る時は内臓が悪いの?

腰痛 右側 内臓

 

腰の痛みが右側に出る場合、内臓の病気が原因という場合があります。

 

ご存知のようjに、腰痛にはいろいろな原因がありますし、実は「腰の痛みの感じ方」も人によって異なります。

 

たとえば、腰の痛み方に対して「キリキリ痛む」と、表現する人もいますが、ズキズキ痛むという表現の人もいらっしゃいます。

 

また、背中の近くが痛い、ウエストが痛い、下腹部が痛いなど、同じ原因であっても「痛む場所」の感じ方は、いろいろなのです。

 

そして、腰の痛みが右側だけに出るし、お腹も痛むから内臓が原因ではないか?と心配をする方もいらっしゃいます。

 

ただ、前述しましたように、痛みの「感じ方」も、痛みを「感じる場所」も、必ずしも、その感覚が正しいとは言い切れません。

 

しかし、腰の痛みが発症し、内臓疾患も気になる方にとっては、右側だけが痛むというのは、かなり心配なことでしょう。

 

ここでは、そんな右側だけ腰の痛みが出る場合の症状、また、内臓などに代表される病気についてご説明します。

腰の痛みが右側に出る内臓の病気 見分け方

腰の痛みが右側に出た場合に、考えられる「内臓の病気」について説明します。

 

ただ、その前に、腰の痛みが内臓が原因か、そうでないかを見分ける簡単な方法からご紹介します。

 

たとえば、上体を前屈みにしたり、腰をひねったりした時、右側に腰の痛みを感じるなら、筋肉が原因である可能性が高いです。

 

一方、内臓が原因の場合は、こういった動作で右側の腰の痛みが出ることは、ほとんどありません。

 

逆に、動いてないのに右側の腰が痛むという場合は、内臓の病気や機能低下が原因である可能性があります。

 

まずは、自分でカンタンにチェックできる方法ですので、試してみてください。

 

それでは、右側に腰の痛みが出る場合に考えられる「内臓疾患」を、いくつかご紹介しましょう。

腰の痛みが右側に出る内臓の病気とは?

【遊走腎(ゆうそうじん)・腎下垂(じんかすい)】

 

腰の痛みが右側に出る内臓の病気に、遊走腎(腎下垂)があります。

 

腎臓は、もともと体の中に固定されているわけではなく、呼吸や運動の反動などで微妙に動いて、また元に戻るというのを繰り返しています。

 

ところが、そんな自然な可動域から大きく腎臓が下垂することで、腰痛を起こすのです。

 

極端な例では、腎臓が骨盤の中にまで下がってしまうケースもあります。

 

痛みの特徴としては、起きている状態で腰痛として現われたとしても、横になって時間が経過するとまったく痛まなくなったりします。

 

遊走腎(腎下垂)は、主に右側の腎臓に発症しやすい疾患です。

 

一般的になりやすい人は、「やせた女性」で、脂肪量が少なくて発育が悪い場合に多く見られる傾向です。

 

また、腹筋が弱いというのも、腎臓が下垂しやすい原因とも言えます。

 

【虫垂炎】

 

虫垂炎とは、いわゆる「盲腸」です。

 

虫垂炎は、文字通り「虫垂」が何かの原因によって、感染や炎症を引き起こす病気です。

 

通常、おへその周辺に激痛が走ります。

 

その後、右腰や下腹部近辺に出ることが多く、発熱、腹痛、嘔吐などの症状が現れます。

 

【肝臓の炎症】

 

肝臓に炎症が生じた場合も、右側の腰の痛みが現れることがあります。

 

一般的によく言われるように、肝臓には神経が通っていませんので、痛みを感じることがありません。

 

しかし、肝臓の近辺にある組織が痛みを感じますので、右側の腰の痛みと、なることがあります。

 

【その他の内臓の病気】

 

その他にも、胃潰瘍なら右側の腰の痛みに加えて、腹痛があります。

 

十二指腸潰瘍の場合も、腹痛を伴い、食欲不振になったり胸焼けがする
という症状があります。

 

胆石症、胆のう炎なども、腰の痛みが右側に出てしまう内臓の病気です。

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