腰痛とお灸の関係について

腰痛 お灸

 

腰痛を東洋医学の「お灸」で治そうという方は、最近ではあまり見かけないような気がします。

 

腰痛改善するといえば、まずは整形外科に行ったりマッサージに行ったり、湿布を貼ったりと考える人が多いですよね。

 

しかし、「お灸」は腰痛にとても大きな効果が期待できるのです。

 

そして、腰痛にお灸が良いと言われるのには、明確な理由があります。

なぜ、お灸が腰痛に効果があるの?

お灸は、ご存知のように「温熱刺激」による治療法です。

 

お灸は、皮膚の表面から施しながら、カラダの奥深くまでジワジワと効いて来るのが特徴です。

 

このように、身体に無数にあるツボを刺激して、さまざまな症状を改善へ導いてくれるわけです。

 

ちなみに、腰痛に対するお灸は、患部に直接的に行うと症状が改善される場合と、逆に悪化する場合があります。

 

たとえば、急性腰痛症(ぎっくり腰)になっ直後は、患部に直接お灸をすると症状が悪化すると言われています。

 

ぎっくり腰になった直後は、患部が炎症を起こしています。

 

そのため、患部に直接「温熱刺激」を加えることで、さらに痛みが増してしまうんですね。

 

ただし、お灸には、腰痛に効果があると言われるツボが、身体の他の部位にもたくさん存在します。

 

ですから、間接的にお灸をすることで、腰痛改善できるのです。

 

慢性腰痛の場合、腰回りの筋肉疲労や血行が滞ることにより、腰痛を起こしていることが多いです。

 

そのため、直接的に患部を刺激することで、腰痛が改善される可能性が高いと言えます。

 

もちろん、慢性腰痛の場合、間接的なツボに対しても施術を施すことが出来ます。

腰痛に効果的なお灸のツボとは?

腰痛改善のためのお灸は、自宅でも意外とカンタンにできるものです。

 

ただし、心配な場合、まずは針灸治療院などで体験した後に自宅で行うのも良いでしょう。

 

自宅でお灸をする場合、初心者は「火のいらないタイプのお灸」がオススメです。

 

腰痛のツボは、自分でもやりやすい場所にありますので、今回は3つご紹介しましょう。

 

腰腿点(ようたいてん)

 

腰腿点(ようたいてん)は、手の中指と人さし指、薬指と小指の間にあるツボです。

 

もう少し詳しく言うと、それぞれの指と指の間を「ひじの方法」へ、ス~ッと優しくなぞり指がピタッと止まる箇所です。

 

腰腿点は、「ぎっくり腰に特に効くツボ」として、とても有名です。

 

崑崙(こんろん)

 

崑崙(こんろん)は、両足の「外側のくるぶし」の後ろ側の、くぼんだところにあるツボです。

 

腰痛以外に「頭痛の緩和」にも効果的だと言われています。

 

足三里(あしさんり)

 

足三里(あしさんり)というツボは、ヒザの下10cmくらいの所で「スネの骨」を触り、そこから外側へ3㎝ほどズレた箇所にあります。

 

足三里は、腰痛改善とともに「胃腸改善のツボ」としても、とても有名です。

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