ぎっくり腰!くしゃみの拍子にグキ!?

ぎっくり腰 くしゃみ

 

くしゃみをした瞬間にぎっくり腰になるパターンは非常に多いです。

 

例えるなら「くしゃみをしたら腰が急に崩れ落ちるようになった」という感じです。

 

初めてぎっくり腰になった方の場合、くしゃみに対して警戒感が薄いため、意表を突かれてしまったなんて方も多いことでしょう。

 

ここでは、くしゃみによるぎっくり腰の原因や対処法などについて書いて行きます。

ぎっくり腰がくしゃみで起きる原因!くしゃみのパワーが凄いから?

ぎっくり腰が、くしゃみで起きてしまう原因は何でしょうか?

 

まずは、くしゃみが持つ凄まじいエネルギーによるところが大きいです。

 

くしゃみは、ウィルスなどが体に侵入するのを防いでくれるありがたい自然現象の一つです。

 

そのスピードは、時速にして300キロ!

 

くしゃみが持つエネルギーにはもの凄いスピードとパワーがあるのです。

 

そんなくしゃみを前かがみの姿勢ですると、お腹に力が入り背骨や腹部に圧力がかかります。

 

腰にも瞬間的に過度な力がかかってしまうため、筋肉が傷つくことでギックリ腰になってしまうのです。

 

くしゃみのパワーは、それほど凄まじいものがあるわけですね。

 

ただ、くしゃみのパワーが凄いからと言って、それだけでぎっくり腰になるわけではありません。

 

続いて、もう一つの原因について見て行きましょう。

ぎっくり腰がくしゃみで起きる原因!中途半端な姿勢?

くしゃみをしてぎっくり腰になる大きな原因はもう一つあります。

 

それは、中途半端な姿勢から、急激にお腹から腰回りの筋肉が収縮することです。

 

問題なのは、その原因によってストレスを受ける組織です。

 

まず最も怖いものとして「腰椎の椎間板(ついかんばん)」があります。

 

くしゃみをして急激な力が椎間板にかかると椎間板が破れてしまい、ヘルニアになってしまうのです。

 

こうなると腰の痛みだけでなく、徐々に足にも痛みやしびれが強くなってきてしまいます。

 

 

さらに別のケースとしては、椎間関節(ついかんかんせつ)という背骨同士をつなぐ関節に問題が出る場合です。

 

くしゃみをしたときに椎間関節の周りにある筋肉も急激に収縮させられます。

 

そうなった時に、関節が急激に引っ張られることや関節の近くにある筋肉がこむら返りのようになることでぎっくり腰を引き起こすのです。

 

 

また、くしゃみの拍子に、仙腸関節(せんちょうかんせつ)という骨盤の関節が痛むことも良くあります。

 

これは若い方のぎっくり腰に多いのですが、くしゃみをしたときに中途半端な前かがみでいるためにこの仙腸関節がずれてしまいやすいのです。

 

中途半端な前かがみのような姿勢(骨盤が少し後ろに倒れたような感じ)は仙腸関節が非常に緩くなってしまうような姿勢です。

 

そのためくしゃみをした時に急激にずれてしまい、腰が捻挫のようになるのです。

 

 

では、くしゃみでぎっくり腰になった場合、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?

ぎっくり腰がくしゃみで起きた場合の対処法は?

くしゃみでぎっくり腰になった場合、まずはサポーターでも何でも構わないので、腰から骨盤にかけて軽く締めてあげることが必要です。

 

薬局等で売っている簡単なサポーターでも、きちんと骨盤を締めるように巻いてみましょう。

 

実は、それなりに効果を発揮するので安くてお勧めです。

 

サポーターがなければ、ベルトを少しきつめに巻くだけでも動きやすくなりますよ。

 

ちなみに、ぎっくり腰になった場合、移動する時の注意点があります。

 

それは、体を傾けず、まっすぐ棒のようにして動くと良いということです。

 

さらに壁や、いろいろなものに手をついて上半身の重さを支えてあげると、何とか動けるようになるでしょう。

 

また、くしゃみでぎっくり腰になった場合、明らかに明確なタイミングでぎっくり腰になっています。

 

だから、2~3日は冷やした方が良いでしょう。

 

ところで、そもそもぎっくり腰にならないくしゃみの仕方ってないのでしょうか?

 

実はあるんです。

 

それでは最後に、ぎっくり腰にならないための「くしゃみの仕方」についてお伝えします。

ぎっくり腰を回避!くしゃみの仕方とは?

では、ぎっくり腰にならないための「くしゃみの仕方」について説明します。

 

ポイントは、くしゃみが出そうになった時に、まず中腰や体を捻じった状態でくしゃみをしないということです。

 

理想は直立不動で少し足を開いてクシュンとできればグッド。

 

これで腰は安定しています。

 

もちろん人前でそんなことはできないかもしれません。

 

そのため別の方法としては、くしゃみをする時に以下のような方法があります。

 

  • 壁などに手をつく
  • 体をもたれかけて体重をあずける

 

簡単なことではありますが、今ご紹介している方法は、非常に高い効果があります。

 

くしゃみや咳をする時、必ず体重を何かにあずけるようにすると、ぎっくり腰になることはかなり予防できるのです。

 

膝だけテーブルに当てて体重を少しあずけるだけでも、結構効果があります。

 

くしゃみをする瞬間には、腰が安定するようにしっかり安定したものに身を預けるのが最も大切なのです。

まとめ

では、最後にまとめです。

 

今回は、くしゃみがぎっくり腰を引き起こす原因や対処法についてお伝えしました。

 

ぎっくり腰になる原因は、くしゃみの凄まじいパワーと、中途半端な姿勢にあります。

 

ぎっくり腰になったら、サポーターなどで腰回りを締めてあげると効果的です。

 

ならないためのくしゃみの仕方は、腰を安定させること。

 

ぎっくり腰にならないよう、くしゃみの仕方には注意しましょう。

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