腰椎分離すべり症の原因について
まず、腰椎変性すべり症の原因を見てみましょう。
腰椎分離すべり症は、特に40代(特に女性)からの患者が多いと言われていることは前述しました。
そのため、加齢による「腰椎の老化」も原因のひとつとして考えられています。
さらに、女性の場合、40代はホルモンが低下していく時期ですから、いろいろな努力をしても、肥満になりやすいですよね。
もちろん、肥満になれば腰に負担はかかりやすいですから、その結果、腰痛などのトラブルを起こしやすいと言えます。
腰椎変性すべり症の予防対策について
腰椎変性すべり症の予防対策は、軽めのスポーツなどを通して無理なく体を動かし、腰まわりの筋力低下を防ぐことです。
もちろん、腹筋や背筋を効率よく鍛えていくのが一番です。
ただ、意識して、ちょっとした運動をするだけでも効果は期待できます。
例えば、駅では必ず階段を使うとか、車を利用せずに自転車で買い物をするとか、簡単なイメージのことでかまいません。
さらに、腰椎変性すべり症の予防として、骨を丈夫にする食べ物を摂ることも大切です。
最近は、乳製品は微妙な雰囲気がありますが、小魚類は意識的に摂った方が良いでしょう。
あと、野菜なら葉物類で、キャベツやチンゲン菜、青汁に使われているケール。
ブロッコリーやオクラなどもカルシウムを多く含む野菜です。
枝豆やアーモンドも良いですね。
腰椎のすべり症 種類と予防法について
腰椎のすべり症は、いろいろなことがきっかけで起こる病気です。
それぞれの「すべり症」の種類と予防法を書いていきます。
形成不全性すべり症
形成不全性すべり症は、生まれた時から椎弓(ついきゅう)部分に問題がある病気ですが、このケースは極稀です。
形成不全性すべり症の予防法は残念ながらありませんが、若い頃から腰痛の症状が出てくるのが特徴です。
分離すべり症
分離すべり症は、若年層で激しいスポーツをされる方が腰に負担がかかり、腰椎にトラブルが起こり、発症してしまう病気です。
分離すべり症の症状としては、他のすべり症と同じく、腰痛やしびれを起こすことが挙げられます。
スポーツを行う際、適切な休憩を取ることが大切です。
変性すべり症
変性すべり症は、年齢を重ねることで、腰にある椎間板や椎間関節が変形して、腰椎がずれる病気です。
普段からの腹筋・背筋の強化が大切ですが、症状が出始めた時の対応も大切です。
腰や足にしびれを感じたら、前かがみの姿勢、中腰になること、重い荷物を持つことはなるべく避けましょう。