ぎっくり腰は冷やすか温めるか?正解はどっち?

ぎっくり腰 温めるか?冷やすか?

 

ぎっくり腰になった際、冷やすか?温めるか?と頭を悩ませる方は多いです。

 

突然襲ってきたぎっくり腰の痛みを早く何とかしたい!

 

このように思うのは、もちろん痛みに苦しんでいるご本人です。

 

ところが、一緒にいる人が、ぎっくり腰は温めた方が良い!と言ったり、冷やすべきだ!と言ったりで、対処に困ってしまう場合がよくあるのです。

 

じゃあ、一体どちらが正解なのでしょうか?

 

ここでは、ぎっくり腰を冷やすか?温めるか?について判断するポイントや、具体的なやり方について説明します。

ぎっくり腰を冷やすか温めるかは状況による?

ぎっくり腰を冷やすか温めるかについての答えは、たった一言。

 

「状況による」ということです。

 

たとえば、ぎっくり腰を引き起こした直後は、筋(すじ)の炎症と痛みがとても強いです。

 

そのため、それを緩和させるためにも冷やした方良いです。

 

ぎっくり腰の直後に温めてしまうと、炎症を助長させてしまい、痛みがさらに酷くなる場合がありますからね。

 

その点、冷やすことは、炎症による痛みを緩和する事ができるわけです。

 

ところで、なぜ、ぎっくり腰の直後に冷やすと痛みが減るのでしょうか?

 

それは、冷やす事で患部の炎症を抑える事ができて、痛みの物質の生成を抑える事ができるからです。

 

しかし、いつまでも冷やしておけば良いのかというと、そうではありません。

 

ある程度、ぎっくり腰の痛みが引いてきたら、次は温めることが必要になります。

 

なぜなら、ぎっくり腰の炎症が引いているにも関わらず冷やし続けると、今度は慢性腰痛になる可能性があるからです。

 

ぎっくり腰の炎症を起こした後、筋(すじ)やその周囲の組織は硬くなりやすい状態になります。

 

そのため、痛みの物質が筋肉などに溜まってしまい、痛みを引き起こしつつ長引かせてしまうのです。

 

これが。慢性腰痛の原因になってしまうのです。

 

ぎっくり腰の炎症が引いたら、今度は温める事で循環を良くすることで、痛みの物質を効果的に取り除くことが出来るのです。

 

じゃあ、具体的にはどのように冷やしたり、温めたりすれば良いのでしょうか?

 

詳しくご説明しましょう。

ぎっくり腰は冷やす?温める?具体的なやり方

ぎっくり腰は冷やすと温めるを使い分けることが良いと説明しましたが、具体的な手順などがちょっと分かりづらいかも知れません。

 

では、冷やす場合と温める場合、それぞれのやり方についてご説明します。

 

ぎっくり腰を冷やす場合

 

まず、ぎっくり腰を冷やす場合は、氷枕や保冷剤を使用します。

 

その際、極度に冷たいものをそのまま患部に当てるのではなく、タオルなどで覆い、衣服の上から当てるようにしましょう。

 

これは、長時間行うと、2次障害を引き起こす可能性がありますので、30分程度を目処(めど)に行いましょう。

 

ぎっくり腰を温める場合

 

次に、ぎっくり腰を温める方法として、毛布やタオルなどを畳んで、患部に置くだけでも良いです。

 

ぎっくり腰の痛みが強くないようでしたら、浴槽につかるのも良いです。

 

一番やってはいけないのは、ホッカイロなどを使用する事です。

 

ホッカイロの場合、高温になりやすく、皮膚トラブルを引き起こしやすくなります。

 

温めるのは、自分の体温程度の温度で十分効果があるということを覚えておきましょう。

 

間違った方法で行うと、余計なトラブルを引き起こすため、注意が必要です。

 

温めるのも大体30分くらいで十分です。

 

冷やす場合も温める場合も、長時間では皮膚トラブルや2次障害を引き起こすリスクがあります。

 

また、長時間やったからといって効果があるわけではありません。

 

効果的な方法は、数回に分けて行う事です。

 

目安としては、痛みが引くまで行うと良いでしょう。

まとめ

では、最後にまとめです。

 

今回は、ぎっくり腰を冷やすべきか?温めるべきか?についてお伝えしました。

 

ぎっくり腰の直後は冷やす、痛みが引いたら温めることが大切です。

 

冷やすと温めるをキチンと使い分けてぎっくり腰の痛みから解放されましょう。

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