ぎっくり腰は猫背の人がなりやすいって本当?
ぎっくり腰になりやすい人の中に、猫背が多いという話がありますが、本当でしょうか?
まず、身体の不良姿勢、つまり姿勢が悪いことは腰痛を引き起こしやすく、長年腰痛に悩まされるという方も多いと思います。
もちろん、背中が丸まった猫背も不良姿勢の一つであることは言うまでもありません。
つまり、猫背の人は、良い姿勢の人に比べてぎっくり腰になりやすいと言えるのです。
ここでは、そんな猫背とぎっくり腰との関係性についてご説明します。
ぎっくり腰が猫背の人に多い理由は?
ぎっくり腰が猫背の人に多いと言われる理由は何でしょうか?
まず、猫背に始まる不良姿勢は、椅子やふだん過ごしている姿勢が歪んでいる事をあらわします。
特に、デスクワークをされている方が猫背になりやすいというのは、会社で仕事中の方の姿勢を見ればハッキリするでしょう。
ずっと猫背の状態で過ごしていると、常に腰も曲がっている状態になります。
腰が曲がっていると、腰部の一部に負担がかかりやすくなってしまい、その部分が脆くなります。
それが、重い物を持つなどのちょっとしたきっかけで、ぎっくり腰を引き起こしてしまいます。
そのため、猫背の人はぎっくり腰になりやすいと言えます。
特に、年齢を重ねると、姿勢が曲がりやすくなり、ぎっくり腰を引き起こすリスクが高くなります。
普段から、ぎっくり腰に対するケアをしなければ、圧迫骨折や脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)などに発展する可能性もあるため、注意が必要です。
ぎっくり腰になりやすい猫背は改善できるのか?
ぎっくり腰になりやすい猫背は、改善することは出来るのでしょうか?
主に、猫背になる原因は、普段の姿勢や性格が関係してきます。
デスクワークの仕事が多い方が猫背になりやすいのは前述しましたが、実は、気の弱い方や心配性の方も猫背になりやすいです。
これは想像していただけると分かると思います。
気が弱い方や心配性の方は、気持ちの委縮からか、猫背で上目づかいになることが多いですよね?
猫背は、主に胸椎の後弯が強くなっていき、それにつられて、腰も曲がってきます。
なので、猫背の始まりは、胸椎のアライメント(骨の並び・配列)の変化から始まります。
猫背は変形してしまったら、改善するのは難しいですが、アライメントのずれであれば、ストレッチで改善します。
ストレッチ方法は、肩甲骨と肩甲骨をくっつけるように身体を伸ばすと、猫背の原因となる胸椎(きょうつい)を伸ばす事ができます。
1回10~20秒程度伸ばしていきましょう。
他にやることとしては、首を上下にゆっくりと動かしていきます。
頭部は重たく、どうしても前方へ変位しやすいです。
頭部が前方へ変位すると、曲がった姿勢になりやすく、その後、猫背へと変化していきますので、首のストレッチも重要です。
ストレッチなので空いた時間に、毎日実施する事が大切です。