椎間板ヘルニアの徴候!こうなったら椎間板ヘルニアかも?
椎間板ヘルニアは、とても良く知られている病名です。
ところが、その症状や徴候についてはいろいろなうわさが飛び交っているものです。
ぎっくり腰の徴候はどうだとか、症状はこうだとか。
いろいろな話がありすぎて、判断に迷うことが非常に多いかと思います。
今回は、その中でも特に「こうなったらもしかしたら椎間板ヘルニアかも?」といった椎間板ヘルニアの徴候について書いていこうと思います。
ぜひ参考にしてくださいね。
椎間板ヘルニアの徴候!鈍痛や足の症状にはご注意!
まず、椎間板ヘルニアの徴候、なりはじめの症状として最も多いのは、夜中に腰やお尻をトントンと叩かれるような鈍痛の症状です。
どの姿勢でも同じように腰やお尻に鈍痛が出現してくると、なおさら椎間板ヘルニアの疑いが強くなってきます。
これは、どちらかというと同じ姿勢をキープしているよりは「歩いている方が何となく楽だ」という例が多いように感じます。
もう一つ椎間板ヘルニアの徴候としてよくあるのが、足の症状です。
すねの前に違和感がでる、というような感覚に関係するような症状が出ることがあります。
中には、正座をしたときのしびれた感じが軽く続いている、という人もいます。
また、気づいたらスリッパが脱げそうになる、など筋肉の働きに関する徴候が出るケースもあります。
ただし、これらはあくまでも徴候なので、全く気付かずに長期間過ごしている方もいらっしゃるのが、心配なポイントです。
- 片方のつま先が上がりにくい
- 逆につま先立ちがしにくい
などのケースは意外に多いもので、椎間板ヘルニアになりかけたまま、という感じの方が結構いらっしゃいます。
また、そのほかの徴候として、実は危険なものがあります。
- 排尿の回数が増える
- お尻の中心(肛門回り)がしびれる
などの徴候です。
これらは、脊髄の圧迫がかなり強いことを表しているので、このような徴候がある場合にはすぐに専門医に調べてもらうべきでしょう。
では、椎間板ヘルニアの徴候が現れた場合、どんなことに注意すれば良いのでしょうか?
椎間板ヘルニアの徴候!見極めることが重要ポイント
椎間板ヘルニアの徴候にもいろいろあるというのは先ほども書いた通りです。
では、このようないろいろな徴候が腰椎椎間板ヘルニアで出る場合には一体どうしたら良いのでしょうか?
そんな腰椎椎間板ヘルニアの徴候が出た場合の注意点や対処について書いていこうと思います。
まず、腰椎椎間板ヘルニアの徴候が出た場合、最も重要なことは、その徴候や症状を明確に診断してもらうことです。
つまり、実際に「ヘルニアが神経を圧迫していることによって起きているか?」ということを専門的に診てもらう必要があるわけです。
残念ながら、腰椎椎間板ヘルニアと同じような徴候が神経の圧迫なしに起きることもあります。
そして、腰椎椎間板ヘルニアは進行すると神経の圧迫を強めてしまい、時には命に関わるようなことにつながったり、筋肉や感覚のマヒが神経の圧迫がとれても元に戻らなくなったりしてしまうのです。
そのため、腰椎椎間板ヘルニアの徴候があらわれたな、と思ったら早めに専門医を受診し画像所見と照らし合わせながら診断を受けることが最も重要となります。
では、腰椎椎間板ヘルニアの徴候が出たらどうしようもないか、というとそうではありません。
腰椎椎間板ヘルニアの予防と同じで、ヘルニアの進行を防ぐことをすれば良いのです。
例えば・・・
- 背骨(腰椎)の曲げ伸ばしは急激に行わない
- 足首をよく動かす体操を行う
- 立ち座りの繰り返しを行う
などが代表的な対処法です。
日常生活でいえば、サポーターやコルセットなどを使って急激な背骨の曲げ伸ばしが起きないようにすること良いです。
また、何をするにしても、呼吸を止めない範囲で「おなかに少し力を入れる」ということが地味ですが大切です。
以上のような腰椎椎間板ヘルニアの徴候が出た場合、うかつなことをするよりも、専門医を受診することから始めましょう。
椎間板ヘルニアの徴候のまとめ
では、最後にまとめです。
今回は、椎間板ヘルニアの徴候や対処法についてお伝えしました。
まず、椎間板ヘルニアの徴候の代表的なものは、腰やお尻の鈍痛と足の症状がありましたね。
徴候が現れた場合の対処は、
- 背骨(腰椎)の曲げ伸ばしは急激に行わない
- 足首をよく動かす体操を行う
- 立ち座りの繰り返しを行う
などでした。
椎間板ヘルニアの兆候があらわれた時は、速やかに専門医を受診しましょう。