ぎっくり腰を繰り返すのはどうして?
ぎっくり腰は繰り返すとか、一度なるとクセになるなんて話をよく聞きますよね?
治ったかと思いきや、またギックリ。
しばらく大丈夫だと思っていたのに、忘れかけた頃にまたギックリ・・・
そんな感じで、ぎっくり腰になって再び痛みを繰り返す人が多いのは事実なんですね。
では、なぜ、ぎっくり腰は繰り返す人が多いのでしょうか?
ここでは、ぎっくり腰になった方が再び繰り返す原因や、そうならないための対処法について書いていきます。
ぎっくり腰を繰り返す原因とは?
ぎっくり腰を繰り返す原因として最も多いのが関節の不安定性です。
つまり、背骨の関節がグラグラした状態になっているわけです。
関節がグラグラしていると、骨がずれたり引っかかったりしやすくなり、ぎっくり腰になりやすくなるのです。
さらに悪いことに、ぎっくり腰を繰り返していると関節を支える靭帯なども緩くなります。
そのため、より一層関節がグラグラして来るのです。
背骨がグラグラしていると、骨の間のクッションである椎間板(ついかんばん)も傷んできたりします。
そして、それが進行すると、腰椎椎間板ヘルニアにもなりやすくなってしまいます。
ぎっくり腰を繰り返していると、あるとき突然、「膝から下の症状」が、出てくることがあるのは、そのためです。
一方、ぎっくり腰を繰り返す原因の中にはもう一つ「筋肉の問題」があります。
実は、ぎっくり腰になりやすい人の筋肉には、以下のように特徴的です。
- もともと筋肉が弱い
- 筋肉をうまく使えない
- 菌郁が固くて伸び縮みしない
などなど・・・
それが、ぎっくり腰になることによって、筋肉の状態がさらに悪化してしまうわけですね。
しかも、筋肉への悪影響は、ぎっくり腰が治ったあとも残ってしまうのが厄介なところです。
というのも、こういう方の特徴として、ぎっくり腰の痛みが引いた後でも、筋肉が固い、伸び縮みしにくいという状況は残っているからです。
そんな筋肉の状態になっても、日常生活にはそれほど大きな支障はありません。
そのため、無意識に腰に対する用心も忘れてしまい、またぎっくり腰になるということが非常に多くあるのです。
ぎっくり腰を繰り返すというのは、本当に良くあることです。
痛みが引いても、繰り返す原因はまだあるかも知れないと思った方が、危険は少なくなります。
では、そんなぎっくり腰を繰り返さないためには、どうすれば良いのでしょうか?
ぎっくり腰を繰り返す!対処法はどうすれば良いの?
ぎっくり腰を繰り返す場合、対処法や注意点には、どのようなことがあるのでしょうか?
繰り返すぎっくり腰は、基本的には腰の動きをうまくコントロールできていないことが原因です。
前述したように、ぎっくり腰を繰り返すと、関節を支える靭帯などが緩くなります。
結果として、ぎっくり腰が治っても元に戻ることは難しくなるのです。
そのため、このぐらつきを筋肉でしっかりと支え、コントロールしていくことがぎっくり腰の繰り返しを止める大きなポイントとなります。
じゃあ、具体的にはどうすれば良いのか?
この場合、シンプルに「筋力を強化する」ということが大切です。
しかし、ただ腹筋等の筋トレをするよりも、まずは全身の可動性を挙げることの方が優先なんですね。
なので、まずは、背中を曲げたり伸ばしたりする、ゆっくりと大きくひねる、軽くウォーキングをする等々・・・
全身の筋肉を使いながらほぐすということが大切なのです。
ぎっくり腰が治った後、こういったことをキチンとやるだけでも、結構予防になったりするものですよ。
そして、体の動きがほぐれた段階ではじめて「筋力強化」に努める。
そんな手順を踏むとより効果的ですし、繰り返すぎっくり腰を防ぐことにもつながるのです。
ぎっくり腰を繰り返す時の筋力強化法とは?
最後にその方法ですが、まずは単純に腹式呼吸を行うだけでも習慣化するとよいでしょう。
また、横腹を膨らませるような力の入れ方を練習するだけでも効果的です。
単純な腹筋運動をするにしても、頭を持ち上げる前に横腹を少し膨らませるように力を入れておくと非常に効果的です。
ぎっくり腰は、治っても繰り返すことが多いけがです。
ここに書いたように治っても油断せずに少し筋肉を使うようなことでも有効です。
無理しない範囲で試してみてください!
ぎっくり腰を繰り返す!まとめ
では、最後にまとめです。
今回は、ぎっくり腰を繰り返す時の原因や対処法などについて説明しました。
ぎっくり腰を繰り返す一番の原因は、背骨の不安定性、筋肉の問題がありましたね。
対処法は、全身の筋力強化が一番!
腹筋などをバリバリやるより、全身の関節をほぐすことが大切です。
ぎっくり腰を繰り返さないためにも、しっかりケアを怠らないようにしましょう!