ぎっくり腰の症状で背中が痛いって、どういうこと?

ぎっくり腰 背中

 

ぎっくり腰になって、イメージよりも症状が上のほう、背中に出る方がいらっしゃいます。

 

最近では、ぎっくり腰と同様に増えているのがこの背中の症状です。

 

特徴としては、背中のど真ん中、背骨の真上がピンポイントで痛む場合や、背骨の少し横が縦にピキッと突っ張るような感じの症状が多いです。

 

さらに、くしゃみや深呼吸で響くような感じがするとか、体が棒のようになり突っ張ったような感じがすることもあります。

 

ぎっくり腰で背中が痛くなる症状は、軽いくしゃみをした瞬間とか、体を少しかがめた状態からねじるような動作をしたときになることがあります。

 

さらに、振り返る動作などで、首から背中にかけて全体的に痛みが出る場合もあります。

 

ここでは、ぎっくり腰で背中が痛くなる症状についてご説明します。

ぎっくり腰の症状で背中が痛くなる原因は?

ぎっくり腰の症状で、背中が痛くなる原因はなんでしょうか?

 

まず考えられる原因は、ふつうのぎっくり腰と同様に、筋肉の慢性的な硬さや疲労、長時間の運転など同じ姿勢を続けることです。

 

最近、ぎっくり腰(ぎっくり背中?)の症状が増えている理由として、パソコン作業が増えているということがあげられます。

 

加えてスマートフォンの時間が増えたため、腰からだけでなく、首からも背中や腰に負担をかけ、その時間もかなり長くなっているためです。

 

また、内臓の不調からも背中に症状が出るケースがあるので注意が必要です。

 

先ほど書いたようなギクッ、ピキッとした症状の場合、内臓の不調から筋肉のこわばりを引き起こすことが原因です。

 

基本的な対応はぎっくり腰と同様なのですが、注意が必要なのはもう一つの症状です。

 

ギクッという強い痛みはなくとも、

 

  • 何をしてもなぜか痛い
  • 痛みの場所がピンポイントでなくやや広い
  • 鈍い痛み
  • 夜寝ていてどんな姿勢でも痛い

 

・・・などがあれば一度受診をお勧めします。

 

痛みを発しているのが背中というだけで、本当の原因が内臓の病気にある場合があるからです。

 

例えば肝臓のがんであれば、右の背中に痛みが出現することが言われています。

 

ぎっくり腰といっても背骨の中の一部、いろんなところに症状が出るものです。

 

症状によっては注意が必要ですが、まずはどんな症状かを見ながら対応していきましょう。

ぎっくり腰の症状で背中が痛いなら~姿勢はやっぱり大事です~

ぎっくり腰の症状として、ぎっくり背中(?)の症状について書きましたが、おそらく身近にも経験したことがある方は多いのではないでしょうか。

 

ぎっくり腰の時にでる背中の痛みそのものは、ぎっくり腰に比べて比較的軽いことが多いようです。

 

ただ、ぎっくり腰よりも、背中の症状のほうが比較的「繰り返しやすい」というのもよくある話です。

 

なぜ繰り返しやすいかというと、生活習慣や姿勢の影響が大きいと考えられています。

 

ぎっくり腰は、普段やらない動作や、普段持たない重いものを急に抱えるなどで起こることが多いです。

 

しかし、姿勢からくる背中の症状は、特にきっかけも思いつくことがなく起こることが多いので厄介です。

 

ぎっくり腰の背中の痛みに対して、まずは前述したような症状に注意しましょう。

 

  • じっとしていても痛い
  • 夜中も痛い
  • 広がるような鈍い痛みが続く

 

などあれば、まずは内臓の問題について受診してチェックするべきでしょう。

 

(ほとんどの場合、問題ないのですが)

 

また、体に対する対策としては、まずゆっくりとした体操がおすすめです。

 

背骨全体をゆっくりと曲げたり、伸ばしたりを繰り返すこと、首や肩甲骨、肩などを回すような体操を行うことが良いでしょう。

 

同様に、こわばった筋肉をゆるめるためのぬるめのお風呂なども対策となります。

 

環境面の対策としては、パソコンを普段使うデスクなどの場所の環境を変えることをおすすめします。

 

机の高さがあまり低すぎると、姿勢が悪くなります。

 

そのため企業によっては、近年立ったままで仕事をしたり、会議を開催したりすることもあるようです。

 

多くの場合、パソコンの位置を少しずらす、椅子の高さを上げるなどして、背中が曲がり過ぎないようにしましょう。

 

もしくは、頭が体より前に行かないような姿勢にするなどが有効です。

 

お尻の後ろ半分にタオルやクッションを挟むのもよいでしょう。

 

どこの症状でもやはり姿勢は重要ですから、うまく姿勢を保つように環境も含めて注意しましょう。

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