ぎっくり腰の症状はいろいろです!
ぎっくり腰は、その原因がいろいろあるように、症状もいろいろです。
腰が痛いということは、ぎっくり腰なのでもちろんなのですが、症状の出る場面や、出方にもいろいろな違いが実はあるのです。
今回は、そのような「ぎっくり腰の症状」の代表的なものについて書いていきます。
ご自分の症状と見比べながら、当てはまることがあるかどうかを探してくださいね。
ぎっくり腰の症状!激痛か?左右片方?腰以外?
ぎっくり腰の症状の代表的なものは、もちろん腰が激しく痛い!ということです。
ぎっくり腰で痛む場所はいろいろです。
まずは、ほとんどのぎっくり腰で出る症状ですが、腰全体が張ったような感じになり、座っている時や立っている時など、同じ姿勢を続けると症状が悪化してきます。
寝ていても、腰がなんだか張ったような感じになることも多くあります。
これは、腰の痛みのせいで腰全体の筋肉が硬直することで現れる症状です。
激しい痛みは「体の防御反応」といっても良いでしょう。
腰を曲げることが難しくなり、直立不動のまま膝を曲げないと下の物がとれないことになります。
左右どちらか片方の腰が痛い
次に、よくある症状として、腰の左右どちらか片方が痛むということがあります。
関節の捻挫のような状態の時にみられるもので、ふと後ろから見ると背中が歪んでしまっていることもあります。
骨盤の左右どちらか片方の一部が、ズキッと痛むことがあります。
この症状は、体をまっすぐに起こすことができなくなることが多いようです。
まるで、チンパンジーが歩いているような感じの歩き方になることも良くあります。
骨盤の関節である「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」の捻挫の場合、お尻の左右どちらか付近に指一本で示すことができるくらい限局した場所に痛みがでます。
このような場合には立ち上がるときに腰が抜けそうになったり、歩くときに足をつくと腰に響くような痛みが出ることがあるようです。
ぎっくり腰の症状は、腰以外にも出る
ぎっくり腰では、腰以外にも「足」に症状が出ることがあります。
- お尻を叩きたくなるような不快な痛みがある
- 膝から下にじんじんと疼いたりするような痛み
- 何もしていないのに燃えるような痛みがある
これらは、腰椎椎間板ヘルニアによる神経の症状もでていることになり、ひどい時には手術も必要となります。
このようにぎっくり腰といっても様々な症状があります。
まずは、ご自分の症状をしっかりと把握して適切に対処していきましょう!
では、続いて対処法をお伝えします。
ぎっくり腰の対処法は?一番注意すべきポイントはこれ!
では、ぎっくり腰の対処法や注意点などについて書いていきます。
まず、ぎっくり腰の中でも多い「腰全体が張ったようになる症状」についての対処からです。
これは、腰の筋肉が防御的に固まることで出る症状です。
このような場合には、(特に足に症状が出ていなければ)できれば無理のない範囲で少しずつでも腰を動かした方が良いでしょう。
安静を無理に保つより、少しでも背骨を曲げたり伸ばしたりしてみるということです。
あわせて、座っている時には、腰の後ろやお尻の後ろ半分にバスタオルを折って挟んでおくと、腰が楽になることが多いのでお勧めです。
左右どちらか片方の腰が痛い場合の対処法
次に、腰の左右どちらがが痛い場合の対処法についてです。
腰がまっすぐに起きない場合、痛みがない方向へ体を倒して、痛い側の腰を伸ばすような体操を行うとよいでしょう。
ただし、体がまっすぐ起きないからと無理に体を起こそうとしないよう注意してください。
そして、できるだけ手を使って上半身を支えてあげてください。
また、ぎっくり腰で「骨盤の片方が痛い」場合、骨盤の関節の捻挫が考えられます。
このような場合には、腰骨を占めるようなサポーターが最も効果的です。
椅子などから立ち上がる際には、おなかに少し力を入れるようにして動くと多少は動きやすいでしょう。
ぎっくり腰で一番注意すべき症状への対処とは?
実は、ぎっくり腰で、一番注意すべき症状があります。
それは、腰だけでなく「足」にも症状が出ている場合です。
足首に力が入りにくくなったり、何もしていなくても足に痛みがでたりするなどがあれば神経の症状が疑われます。
このような場合、自分での対処をどうこう考えるよりもまずは専門医に調べてもらうのが先決です。
状況によっては神経の圧迫がひどくなり、命に関わるようなことになりかねません。
なので、ぎっくり腰の症状が足に現れたと感じた場合は、くれぐれもご注意下さい。
ぎっくり腰の症状は、本当にいろいろです。
できることは結構あるのですが、やはりまずは専門家に相談することをお勧めします!