ぎっくり腰で安静にする!姿勢はどうするの?
ぎっくり腰は、ものすごく痛いですよね。
そのため、多くの方は「まずは安静にすることだ!」と楽な姿勢を探すのではないでしょうか?
- しゃがむ?
- うつ伏せになる?
- 仰向けになる?
- どうする?
きっと痛くない姿勢を探すのに慌ててしまい、頭がパニックになる人もいることでしょう。
では、いざ「ぎっくり腰」になった時、安静に過ごすためには、どのような姿勢が良いのでしょうか?
これは、ベッドなどに寝る場合と、椅子に座っている場合に分けられます。
ぎっくり腰で安静!姿勢は仰向け?うつ伏せ?
ぎっくり腰で安静にしておく場合、まずはベッドなどで「寝る」という方が多いと思います。
しかし、この「寝る姿勢」は、ぎっくり腰の時は結構むずかしいことが多いです。
というのも、安静にするために寝たはいいが、ぎっくり腰の痛みで起き上がれないなんてことが良くあるのです。
要するに、ぎっくり腰になったら安静に寝るだけではなく、次に起き上がりやすい体勢を取る必要があるわけです。
ではまず、仰向けの場合はどうでしょうか?
実は、仰向けは、楽であるはずだと思ってる人は多いですが、ぎっくり腰に限らず「腰痛全般」において、かなりハードルが高い姿勢です。
うつぶせが楽という人が、たまにいますが、寝返ったり、起き上がったりするのが大変なのでお勧めしません。
じゃあ、どうすれば良いのか?
ぎっくり腰の時には「横向きに寝る」のが最も安静がとれ、かつ起き上がりやすいということになります。
ぎっくり腰で寝る場合は、「横向きに寝る」と覚えておきましょう。
では、椅子(いす)に座った場合はどうなるのでしょうか?
ぎっくり腰で安静!椅子に座る場合はどうする?
ぎっくり腰で安静にする場合の姿勢として、椅子に座っているというケースも多いかと思います。
もちろん、職場などでは寝ているわけにいきませんからね。
座って安静にする場合どのような姿勢がよいのでしょうか?
- ピシッと背筋を伸ばすのが良い?
- だらっとしておくのが良い?
- もたれ掛かるのが良い?
実は、これはぎっくり腰の痛みの出方によっても違います。
なので「楽な姿勢をさがす」ということが大切です。
たとえば、ピシッと良い姿勢が楽なケースがあります。
その場合、背もたれとお尻の間をなるべく空けないように座ると、骨盤が安定して楽であることが多いです。
ただし「背筋をピンと伸ばす」という意識まで持つ必要はありません。
一方、背筋をまっすぐにすると痛いという場合は、さっきとは逆になります。
背もたれとお尻の間をあけて、背中の上の方で背もたれに頼ると良いでしょう。
そして、できれば腕で「椅子の座面」を支えて、腕で上半身の重さを支えると、楽なケースが多いです。
では、ぎっくり腰で安静にする場合の注意点などについて書いて行きます。
ぎっくり腰で安静な姿勢!注意点は?
ぎっくり腰で安静を保つ場合、姿勢の工夫や注意点はあるのでしょうか?
前述したように、仰向けは、ぎっくり腰にとってはハードルの高い寝方のため、あまりお勧めはしません。
ただ、どうしても仰向けで寝たいという方もいるでしょう。
その時には、膝の下に「大きめの枕」や「クッション」を置いて、膝がちょっと曲がるようにすると楽になります。
ただし、「横向きの姿勢」の方が、より楽であることが多いです。
横向きに寝て、膝の間に枕やクッションを挟み込みます。
そこへさらに、大きめのクッションなどを抱っこするようにすると、上半身も下半身も安定して安静が保ちやすくなります。
多くの場合、右左どちらから痛いほうを上にして横になると、楽なケースが多いようです。
次に、座っている姿勢の時の注意点です。
椅子に座ってる場合、背もたれにお尻をぴったりくっつけると楽なのは、前述しましたよね?
そこへ、さらに骨盤が後ろに倒れないようにするため、バスタオルを少し折ってからお尻の後ろ半分に入れるようにするのです。
すると、かなり腰が安定して、楽になることが多いです。
さらに、背もたれと腰の間に同じようにタオルやクッションを挟んでもらうと、これもまた安静を保ちやすくなります。
ぎっくり腰で安静を保つ姿勢には、工夫が必要です。
ちょっとしたことでかなり楽になりますので、いろいろと試してください!