ぎっくり腰(急性腰痛症)の痛みを早く緩和するには?
ぎっくり腰(急性腰痛症)は、ある程度なら自分で痛みを緩和することが可能です。
しかし、もしも間違ったやり方をしてしまうと、緩和どころか悪化させることにも繋がりますので、注意が必要です。
「正しいぎっくり腰の緩和方法」を実践すれば、変なマッサージへ行ってお金を払うよりもずっと効果的です。
軽度のぎっくり腰(急性腰痛症)であれば、すぐに痛みが緩和されていくことでしょう。
それでは、まず「ぎっくり腰(急性腰痛症)が緩和される原理」について、ご説明します。
ぎっくり腰(急性腰痛症)が緩和される原理
腰痛を緩和するために一番大事なことは、「腰の筋肉を硬直させない」ということです。
そもそも、ぎっくり腰のようなタイプの腰痛は、「筋肉の硬直」が原因の場合が多いです。
重いものを急に持ち上げたり、急激に腰をひねることで腰回りの筋肉が硬直し、神経が圧迫されることによって痛みが発症します。
つまり、ぎっくり腰(急性腰痛症)のような腰痛を緩和するためには、筋肉の硬直を防ぐことが、とても大切なのです。
では、続いて、腰回りの筋肉に柔軟性を持たせて、腰痛を緩和・予防する方法についてご説明します。
ぎっくり腰(急性腰痛症)を早く緩和する2つの方法
ぎっくり腰(急性腰痛症)を早く緩和するために行うことは、大きく分けて2つです。
- 筋肉を硬くさせる要素を排除する
- 腰回りの筋肉を柔らかくする
では、順番にご説明しましょう。
一つ目の「筋肉を硬くする要素を排除する」についてですが、まずは「体を冷やさない」ということが大切です。
季節にもよりますが、ぎっくり腰(急性腰痛症)になる方の多くは、身体が冷えていたり、血行が悪いというケースがとても多いです。
つまり、「身体の冷え」は腰痛の天敵なのです。
身体が冷えれば身体全体の血流が悪くなり、それに伴って筋肉が硬直し、老廃物が代謝されにくくなります。
筋肉が硬直すれば、腰の痛みがさらに激しく感じることにも繋がります。
それに、腰痛の治癒力を高めてくれるのは「酵素」なのですが、これが「冷え」にとても弱いのです。
冷えによって酵素の働きが鈍ると、自然治癒力がうまく働かず、ぎっくり腰の完治も遅くなってしまいます。
以上のことからも、体を冷やさないということは、ぎっくり腰(急性腰痛症)の痛み緩和に、非常に大切なのです。
最後に「腰回りの筋肉を柔らかくする」についてご説明します。
身体の筋肉を軟らかくすると言えば、やはり「お風呂」がおすすめです。
ただし、急性腰痛症はギクッとなった直後は、炎症を起こしていますので最初は冷やすことに専念してください。
炎症が治まったら、筋肉を柔らかくためにお風呂に入ります。
お風呂は筋肉の柔らかさだけでなく、温まることで血行が促進され、さらに酵素が活発に働くようになりますので、腰痛の緩和にとても効果的なのです。
そして、お風呂に入った後はゆっくりと腰の筋肉を伸ばして、さらに柔軟性を高めましょう。
上記のようなことを実践しながら、できる限り早くぎっくり腰の痛みを緩和してください。