ぎっくり腰と靴選び~靴によってなりやすくなる?~
ぎっくり腰になる原因に「靴選び」があると言ったら、驚く方は多いのかも知れません。
ぎっくり腰の原因の一つとして慢性的な疲労があることは書きました。
これは生活習慣によるものが大きいので、あらゆる要素が関係してきます。
その生活習慣の中で「靴選び」について気にされることがあるでしょうか?
靴選びは、ぎっくり腰との関連性に関しては、かなり重要なポイントなのです。
もちろん、靴の選び方によってはぎっくり腰になるリスクを減らすことができます。
ここでは、ぎっくり腰と靴の関係についてお伝えします。
ぎっくり腰と靴選びの関係はさまざま?
ぎっくり腰と靴選びの関係は、実はさまざまです。
たとえば、「ぎっくり腰に良い姿勢」という言葉ですが、これは人によってかなり大きく異なる場合があります。
「理想の姿勢」といってもそれを無理に続けようと、ぎっくり腰になる方がいらっしゃいます。
例えば、旅客機のキャビンアテンダントさんなどが良い例です。
あれだけ美しい姿勢で、綺麗な立ち居振る舞いを行っているのに実は腰痛が多いなんてこともあります。
つまり、見た目と現実にはギャップがあるわけです。
それと同じく、ぎっくり腰に良い靴選びは、形にこだわるよりも、自分で履いて確かめる方が良いのです。
ぎっくり腰に対して良い靴の選び方は、もちろん、この後にご紹介します。
とにかく、靴の種類は様々です。
ウォーキングシューズもあれば、スニーカーもあります。
ヒールもあれば、サンダルもあります。
どれがぎっくり腰に対して「正解」かというのは、一般的には難しい問題です。
ヒールを履いたら正しい歩き方ができなくなる、というわけではありません。
世の中にはフラットな靴を履いた方が腰痛になり、ヒールを履くと腰が楽で長く歩ける方もいらっしゃるのです。
人によって姿勢が大きく異なることや歩き方(体の筋肉の使い方)も大きく異なることが考えられます。
ぎっくり腰い限らず、靴選びによって体は大きく変わります。
一度自分の靴を見直してみませんか?
ぎっくり腰と靴選び~どんな靴で歩こうか~
ぎっくり腰を予防するためには、適切な靴選びが大切です。
しかし、先ほども書いたように姿勢や歩き方は人によってさまざまです。
今回は、ぎっくり腰に良い靴選びのポイントについてお伝えします。
ポイントはいくつかありますが、今回は3つに絞りましょう。
- 適切な大きさ
- クッション性
- 地面につく面積が広い
人の足は、その形や大きさはさまざまです。
自分の足に合った靴を探すのはいろいろ試し履きするしかありません。
具体的なポイントは、以下のようになります。
- つま先に1㎝程度の余裕があるか?
- 足の甲の高さや横幅がきつすぎないか?
- カカトがしっかり包み込まれて支えられているか?
ぎっくり腰には、硬いものよりはある程度クッション性があり、柔らかいものが望ましいです。
もちろん子供用のサンダルのように柔らかすぎるのも問題です。
衝撃という点だけでなく、靴全体が適度にしなるようなものが望ましいです。
ぎっくり腰に良いのは、靴を置いたときに地面に対する接地面積が広いことが望ましいです。
そうすると、安定性がまし、余計な力を使わずに済むからです。
この点でいえば、ヒールは接地面積が狭くならざるを得ません。
そのため、ヒールが踵の中心についているもの、ストラップがしっかりとして、足と靴の固定がしっかりするものを選ぶことがポイントです。
いくつかポイントをあげましたが、ぎっくり腰が心配な方は、自分の靴のチェックも行ってみてください。
- 歩いていて違和感があるか?
- きつくて脱いだ後に肌が赤くなっていないか?
- 靴底が削れている場所が均等か?
などがチェックポイントとなります。
ぎっくり腰に良い靴を選ぶことはなかなか難しいものです。
色々な靴を試しに履いて、歩いてみて、ひもをきちんと結んで、普段どおりの靴下をはいた状態で、など色々と試すうちに合った靴がわかってきます。
適切な靴を選んでぎっくり腰を予防しましょう!