椎間板ヘルニアは悪化する?

椎間板ヘルニア 症状 悪化

 

椎間板ヘルニアが治らずに悪化してしまうというケースは、けっこうあると思います。

 

ちなみに、椎間板ヘルニアは、成人した男女の場合、どの年齢であるかにかかわらず、腰痛の原因疾患としては、最も多いと言われています。

 

ほとんどの方は、椎間板ヘルニアの原因や症状を把握していない場合が多く、知らず知らずのうちに悪化させてしまうことがあるようです。

 

椎間板ヘルニアは、椎骨がある場所であればどこにでもできる可能性があります。

 

そして、腰痛が発症する前に行っていた生活習慣を改めなければ、悪化の可能性も、もちろん高まります。

 

ここでは、そんな椎間板ヘルニアが悪化してしまう原因や、その対処法についてご説明します。

椎間板ヘルニアは悪化することが多い?

椎間板ヘルニア 髄核

 

腰椎の椎間板ヘルニアは、重い上半身などを支えることによって「腰部」の椎間板に起きる疾患です。

 

私たちが一般的に椎間板ヘルニアと読んでいるのは「腰のヘルニア」のことで、正式名称は「腰椎椎間板ヘルニア」と言います。

 

大まかに言えば、腰部の椎間板の内部にある「髄核」というゼリー状のものが、外に飛び出した状態が「腰椎椎間板ヘルニア」です。

 

「腰椎椎間板ヘルニアは一度発症すると癖になる」とは、一般的によく言われますよね?

 

それは、生活習慣そのものが、椎間板ヘルニアを発症する前と変わっていないというケースが多いようです。

 

椎間板ヘルニアの腰の痛みが現れると、重い物を持ち上げたり、長時間のデスクワークや立ち仕事に支障が出てしまいます。

 

それがさらに悪化すると、下半身に「痺れ」などが生じ、酷くなった場合には歩行障害となる可能性もあります。

 

そうならないためにも、腰椎椎間板ヘルニアの悪化原因を突き止め、再発を防ぐような対処をすることは、とても大切です。

椎間板ヘルニアを悪化させてしまう原因

では、「腰椎椎間板ヘルニア」が悪化する原因と、その対処法について
ご説明します。

 

(1)激しい動作による腰への物理的負担

 

たとえば、重い荷物を運ぶ仕事などをなさっている方の場合、頻繁に重い物を持ち上げたり、降ろしたりを繰り返しています。

 

その場合、通常よりも腰部への負担が激しくなりますので、悪化や再発の危険性があります。

 

また、腰をよく使うスポーツをなさっている方の場合も、同様と言えます。

 

たとえば、ゴルフや野球などのように腰に強い捻りを加えるスポーツがそれに当たります。

 

最近では、ロードバイクなどによる椎間板ヘルニアの方も急増しています。

 

上記のようなことに心当たりがある場合、椎間板ヘルニアは悪化しやすいと言えるでしょう。

 

(2)悪い姿勢による腰への負担

 

悪い姿勢の代表例と言えば「猫背」ですよね。

 

猫背は、格好が悪いということだけではなく、脊柱(背骨)などを中心に骨格の歪みが出やすくなります。

 

その結果、腰に大きな負担がかかることになり、椎間板ヘルニアを悪化させる可能性が高まるのです。

 

他にも、椅子に座った時に脚を組む癖がある方や、片足に体重を乗せて立つ癖のある方も、椎間板ヘルニアを悪化させる可能性があります。

 

(3)ストレス

 

腰痛とストレスと言うと、一見何の関係もないことのように思いますよね。

 

しかし、椎間板ヘルニアは、強いストレスによっても悪化するということが分かっています。

 

たとえば、学校や職場での人間関係や、成績などに対するプレッシャーによってストレスを抱えている現代人は、少なくありません。

 

椎間板ヘルニアを悪化させないためにも、ストレスを溜めず、心理的に発散できる環境を作ることも大切なのです。

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