椎間板ヘルニアは運動不足によって起きるって本当?
椎間板ヘルニアになるリスクとして、運動不足が挙げられることをご存知でしょうか?
椎間板ヘルニアに限らず、運動不足はさまざまな弊害を身体に及ぼすことは周知の事実でしょう。
筋力低下はもちろん、血行不良、新陳代謝の低下、肌老化、生活習慣病にまでも影響を及ぼすと言われるのが運動不足です。
ここでは、椎間板ヘルニアと運動不足との関係性についてご説明します。
椎間板ヘルニアが運動不足によって起きる理由は?
椎間板ヘルニアが運動不足によって起きると言われる原因は何でしょうか?
まず、私たちは、骨や筋肉・靱帯などによって身体を支えています。
特に、筋肉・靱帯の役割は大きく、かなり長時間にわたって立位姿勢での活動が行えます。
運動する習慣がなく、運動不足になると身体を支えている腹筋群や背筋群、下肢の筋肉が衰えてきて、骨にかかる負担が大きくなります。
これが、椎間板ヘルニアの原因になります。
股関節や膝関節が変形して痛みが生じるようになると、歩く事が困難になる方もいらっしゃいます。
そして、これは腰部などの椎体にも言える事で、その影響は特にクッションの役割である椎間板に大きく出現する場合があります。
それが、椎間板ヘルニアを引き起こすのです。
常に椎間板が過剰なストレスを受けていると次第に変性し、脆くなり、ちょっとしたきっかけで椎間板ヘルニアとなる可能性があります。
中高年の方は活動量が少なくなりやすく、運動不足の方が大勢います。
さらに、加齢によって姿勢は曲がりやすくなりますので、腰に対する負担は相当なものです。
そのため、椎間板ヘルニアになるリスクが非常に高いので、注意が必要なのです。
椎間板ヘルニアになる運動不足を解消するには?
椎間板ヘルニアを発症させないために、運動不足を解消することはとても大切なことです。
ただし、ふだんから慢性的に運動不足で、運動していないからといって、ジムやフィットネスにわざわざ通う必要性はありません。
日頃、買い物や外出する機会が多い方は、ほとんど問題はないでしょう。
なぜなら、ここでいう運動不足とは、日常生活以下の活動量で自宅に引きこもりっぱなしや座って過ごす時間が多い方を現しているからです。
今回は、簡単に運動不足が解消できる方法を紹介します。
一番簡単な運動はウォーキングです。
問題なのが、どれくらい歩けば良いかですよね。
大体5000歩程度歩けば、十分な運動量となります。
距離でいうと2キロ程度です。
通勤の場合ですと、最寄り駅の1駅前から歩くと習慣化できます。
ウォーキングですら面倒だという方は、仰向けで膝を伸ばした状態で、足を上げる事や両膝を立てて、お尻上げや上体起こしをしましょう。
これは回数が必要ですが、それぞれ10×3セット程度は最低行うと良いでしょう。
椎間板ヘルニアに対する運動不足は、その程度で解消できますので、無理なく実践できるでしょう。