椎間板ヘルニアとむくみの関係~むくみは椎間板ヘルニアに注意?~

腰椎椎間板ヘルニア むくみ

 

椎間板ヘルニアの方に「むくみ」が現れるケースがあります。

 

女性に多い「むくみ」は多くの方が悩んでいることがある症状の一つです。

 

長く歩くとすぐに靴がきつくなる、仕事で運転が長い、パソコン仕事をしていると夕方にむくみ・・・なんてことは多いのではないでしょうか。

 

さて、このむくみと椎間板ヘルニア(腰椎椎間板ヘルニア)には少なからず関係があるといわれています。

 

腰の椎間板ヘルニアと離れた足なのですが、影響はあります。

 

もちろん、「むくみ⇒必ず椎間板ヘルニア」かというと、そんなことはありません。

 

逆に「椎間板ヘルニア⇒必ずむくみ」というわけでもありません。

 

しかし、「むくみ」はいろいろな体の不調やバランスの悪さを示すものです。

 

むくんでいると椎間板ヘルニアになりやすいリスクを背負っていると考えてよいでしょう。

椎間板ヘルニアとむくみが関係する理由は?

椎間板ヘルニアがむくみと関係すると言われる理由は何でしょうか?

 

むくみが出ている方の特徴として、腰やお尻の筋肉が落ちていることが挙げられます。

 

これが椎間板ヘルニアの元となる場合があるのです。

 

体の中心に近いところの筋肉が落ちることで、それよりも遠くの手足の動きに余計な力が必要になります。

 

そのため、足の筋肉が疲労し、血流が滞ってしまうのです。

 

さらにむくみが出ている場合、左右差が出ることもあります。

 

これは腰、骨盤まわりから膝にかけてのゆがみを示しているようです。

 

このように腰回りの筋肉が落ちている、骨盤まわりのゆがみがある、といったことは椎間板ヘルニアになるリスクと同じというわけです。

 

さらにむくみやすい生活習慣(長く歩く必要がある、長時間同じ姿勢でじっとしている、運動不足)は、椎間板ヘルニアになるリスクを増していることになります。

 

もともとの冷え性や、しもやけができやすい方が、さらに足に負担をかけると「むくみ」やすくなります。

 

また、そのような方は足の筋力も落ちていることが多いです。

 

なので、逆に今度は足の筋力が落ちていることで、腰への負担も大きくなってしまうのです。

 

むくみ=椎間板ヘルニアというわけではありません。

 

しかし、むくみは体の不調を示すわかりやすいサインの一つです。

 

むくんでいたら、椎間板ヘルニアにつながる腰を痛めないよう気を付けるようにしてください。

むくみから椎間板ヘルニアに?~何とかしたいが・・・~

「むくみ」があると体のバランスが崩れていることが多く、それが椎間板ヘルニアのリスクとなってしまうことは前述しました。

 

椎間板ヘルニアのリスクと考えられる「むくみ」にも様々な原因があります。

 

その中でも、今回は自分でできる簡単な「むくみの対処法」についてお伝えします。

 

そもそも、むくみとは足にたまった水分です。

 

元々は、血管に吸収され、心臓へ戻っていく、多すぎれば腎臓から尿となって体から排出されるものです。

 

本来であれば、ふくらはぎや足まわりの筋肉がポンプの役割をして、血管へ吸収されやすくしたり、心臓のほうへ押し戻したりしてくれるわけです。

 

しかし、そのふくらはぎの筋肉が落ちていたり、疲労したりすることによってポンプが働かなくなります。

 

そのため、足のほうにたまってしまった状態のことをむくみといいます。

 

肝臓・腎臓などの病気によって、体の水分量の調節が上手くいかない場合にもむくみますが、それは専門医に任せるほかありません。

 

さて、どうすればむくみが解消されるのか?

 

まずは、ふくらはぎの筋肉の状態をよくすることが基本です。

 

以下を参考にしてください。

 

椎間板ヘルニアとむくみ解消法(1)~ふくらはぎマッサージ

 

ふくらはぎマッサージは、夜寝る前やお風呂上りにゆっくりと行ってください。

 

ポイントは「あまり揉まない」というところです。

 

ぐりぐりと指でこねくりまわすようにするよりも5~10秒程度圧迫したら、少し指をずらしてまた同様に圧迫する。

 

このように、ゆっくりを圧迫するほうがリスクも少なく、かつ効果も高いとされています。

 

椎間板ヘルニアとむくみ解消法(2)~ふくらはぎストレッチ

 

ふくらはぎのストレッチも、筋肉の疲労をとるには効果的とされています。

 

いわゆる「アキレス腱伸ばし」の姿勢をとるだけでも伸びてきます。

 

大切なのは反動をつけず、伸びているまましばらく待つことです。

 

実は、なかなか待てない方が多いのですが、30秒くらいは待つようにしてみてください。

 

5㎝程度の段差に片足のつま先をかけて立つというだけでも、ふくらはぎが伸びてくるのでお勧めです。

 

椎間板ヘルニアとむくみ解消法(3)~足の指の体操

 

足の指の体操は、単純に足の指で「ぐー・ぱー」を繰り返すようにしてみると足の中の筋肉を活性化させることにつながります。

 

椎間板ヘルニアとむくみ解消法(4)~青竹ふみ

 

竹でなくてもよいのですが、百円均一で売っているような簡単な足つぼマッサージみたいなボードに乗るだけでも効果があります

 

(ツボの効果というより、足裏が柔らかくなる効果という意味です)。

 

むくみはつらい症状ですが、椎間板ヘルニアを予防するためにもまずは簡単な体操からはじめてみましょう!

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