椎間板ヘルニアの再発防止について

椎間板ヘルニア 悪化

 

椎間板ヘルニアの再発防止について、かなり意識しているという方は多いことでしょう。

 

たとえば、腰椎椎間板ヘルニアが一度完治した方の中には、「再発したらどうしよう?」と、大きな不安を抱えている方はとても多いです。

 

なぜなら、腰椎椎間板ヘルニアは完治したと思っても、再発するということが良くあるからです。

 

椎間板ヘルニアを患った方としては、もし手術をしても再発するのであれば、ちょっと手術に対しても「二の足」を踏んでしまうかもあるかもしれませんね。

 

では、椎間板ヘルニアの再発を防止するためは、どうしたら良いのでしょうか?

 

ここでは、椎間板ヘルニアの再発防止についてご説明します。

椎間板ヘルニアの再発防止するために原因を知る

まずは、椎間板ヘルニアの原因から見てみましょう。

 

椎間板ヘルニアは、背骨のパーツである椎体の一つ一つの間でクッション的な役割を持つ「椎間板」が飛び出てしまい、それが神経や神経根を刺激して痛みを生じます。

 

つまり、腰痛のそもそもの原因は「椎間板」が飛び出ていることにあるわけです。

 

ですから、椎間板が元の鞘に収まってくれれば、神経根などを刺激することもありませんので、その時点で「治った」ということになります。

 

しかし、椎間板が再度飛び出てしまえば、腰痛やしびれ等の症状が現れますから「再発した」となるわけです。

 

再発率は、手術を行ってから5年以内くらいが一番高いと言われています。

 

再発する人の確率は、椎間板ヘルニアの手術の方法や、リハビリ内容・質、本人の意欲などによっても変わってきます。

 

パーセンテージに現すことが難しいほど、再発する人の率はまちまちです。

 

手術を考える際には、きちんと担当医に相談したり、ご自身の病状の詳細確認をしっかりとして行うようにしましょう。

椎間板ヘルニアの再発を防止するために注意すべき点

椎間板ヘルニアの再発を防止するためには、生活習慣を見直すことが重要です。

 

では、ふだんの動作の中で、椎間板ヘルニアの再発防止のために大切なことを並べてみましょう。

 

姿勢と座り方

 

まず、最初にすべきポイントは、何といっても「姿勢」でしょう。

 

たとえば、中腰や椅子に座った姿勢の場合、腰への負担はふだんの140~150%くらいに増大します。

 

ちなみに、椅子に座って、前かかみになり、そこへ荷物を持つと275%以上もの負担になると言われています。

 

長時間、同じ姿勢を続けることでも腰への負担はかなり大きくなります。

 

最低でも、1時間に一度くらいの休憩を取って、身体の緊張を解いてください。

 

また、座る姿勢にも十分に注意してください。

 

足を組んだり、猫背にならないようにするのはもちろんですが、そもそも椅子の高さが合わない場合もありますので、きちんと調整するようにしましょう。

 

床に座る場合は、あぐらは腰に負担がかかりますので避けてください。

 

重い物を腰を使って持ち上げない

 

重い荷物などを持ち上げる時は、必ず腰を落として、腰全体から持ち上げるようにしてください。

 

荷物を、自分の身体に密着させることも大切です。

 

中腰で持ち上げるのが悪いのはもちろん、腰に捻りなどを入れないよう注意しましょう。

 

ちなみに、荷物が軽い場合にも症状が出ることがありますので、同様に注意してください。

 

筋肉と体型管理

 

椎間板ヘルニアの再発防止のために、腹筋や背筋を鍛えることも大切です。

 

なぜなら、それらの筋肉がコルセットのような役割を果たしてくれるからです。

 

あと、体重の増加が著しい場合、お腹が出っ張ることで「反り腰」となりますので、椎間板ヘルニアが再発しやすくなります。

 

適度なウェイトコントロールも忘れないようにしてください。

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