椎間板ヘルニアの応急処置について

椎間板ヘルニア 応急処置

 

椎間板ヘルニアは、重い荷物を急に持ち上げたり、体を無理に捻った時などに突然激痛が走るぎっくり腰をキッカケに発症するケースが多いです。

 

ですから、椎間板ヘルニアの応急処置もぎっくり腰(急性腰痛症)と同様に、まずは「安静第一」と考えましょう。

 

痛くて歩けない場合は、キッカケとなった「ぎっくり腰」の症状ですから、痛みが引くまでは腰に負担をかけないよう注意してください。

 

ぎっくり腰の応急処置についてはこちらを参考にしてください。

 

あと、体の冷えや、筋肉疲労、睡眠不足、精神的ストレスなどにより症状が悪化することがありますので、注意が必要です。

 

腰にも精神にも負担がかからない、リラックス状態を保つよう心がけてください。

椎間板ヘルニアは絶対に手術って本当!?

椎間板ヘルニアは、一般的には「すぐに手術をしなければならない」と思われがちです。

 

しかし、基本的に手術を受けずに経過を眺めても、手遅れとなるようなことはありません。

 

ご本人が「どうしても辛いから手術を受けたい」と思われれば受ければよいですし、特に必要ないと思えば受けなくても大丈夫です。

 

ただし、例外はあります。

 

それは、膀胱直腸障害(ぼうこうちょくちょうしょうがい)による尿失禁や、肛門の神経麻痺などになってしまう危険を感じた時です。

 

その場合、一度なってしまうと完治するのに時間がかかりますし、社会生活への影響も心配されますので、早めに手術を受けた方が良いでしょう。

応急処置の前に!椎間板ヘルニアの簡単チェック方法

椎間板ヘルニアかそうでないかは、整形外科でキチンと検査しなければ明確な答えはなかなか出ないと言われています。

 

整形外科では、患部の目視による確認や、動作を使った確認、感覚やの力の入り具合などの状態をチェックし、レントゲンやMRIを使って診断をします。

 

特に、MRIを使って撮影すると、腰椎椎間板ヘルニアかどうかは一発で分かります。

 

ただ、病院へ行くかどうかということは、意外と悩むところではありますよね?

 

そこで、整形外科へ行く前の、簡単な椎間板ヘルニアのチェック方法をお教えしましょう。

 

椎間板ヘルニアの簡単チェック方法~下肢伸展挙上試験

 

この椎間板ヘルニアのチェック方法は下肢伸展挙上試験(かししんてんきょじょうしけん)と言います。

 

非常に簡単な椎間板ヘルニアがどうかのチェック方法ですので、ぜひ覚えてくださいね。

 

まず、仰向けになってください。

 

次に、膝を伸ばしたまま片足を上げてみましょう。

 

ここで、足が上がる角度をチェックしてください。

 

健康な人の場合は、70度以上は軽く上がるのが普通です。

 

しかし、椎間板ヘルニアの人の場合は30度も上げないうちに痛みがあり、それ以上は足が上がりません。

 

足がキチンと上がって心配がない場合は、ぎっくり腰がおさまるまで、痛くない姿勢で安静にしながら回復を待ちましょう。

 

上記のチェックをやってみて、椎間板ヘルニアの心配を感じるようなら、すぐに整形外科医などで診断してもらうことをおススメします。

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