腰痛の原因は骨盤だった?
腰痛の原因の一つに「骨盤」があるということをご存知ですか?
腰痛は「現代病」であり「国民病」と言われていますが、その要因の一つがパソコンなどの普及による、デスクワークの増加だと言われています。
骨盤の歪みは、パソコン等のデスクワークによって、同じ姿勢や悪い姿勢を続けることで、腰痛原因になってしまいます。
もともと、腰痛の原因は、腰椎(ようつい)と呼ばれる腰部の背骨(椎骨)がズレることにより、神経が圧迫されて起きるケースが多いです。
腰椎と骨盤は繋がっていますので、骨盤が歪むことによって腰椎にも歪みが生じてしまうのです。
女性の方の場合は、ハイヒールを履くことが多いというのも腰痛原因となりますが、女性ホルモンが影響することによって「骨盤が開きやすい」というのも原因の一つと言えます。
もし、腰痛の時にレントゲンやMRIを見ても異常が見られない場合、この骨盤の歪みが原因であることが多いです。
腰痛の原因が骨盤にある場合は、まずはその歪みを治すことが先決です。
腰痛の原因となる「緊張型ゆがみ骨盤」とは?
腰痛の原因となる骨盤の歪みの一つに「緊張型ゆがみ骨盤」というのがあります。
これは主に、デスクワークの方に多い腰痛です。
初期症状としては、肩や背中のコリから始まり、それが徐々に進行すると腰痛となって現れます。
では、腰痛の原因となる「緊張型ゆがみ骨盤」は、なぜ起きるのでしょうか?
デスクワーク等でパソコン画面に向かっている時は、頭が前に突き出た「前屈み」の姿勢になりやすいです。
すると、首の後方の筋肉である「僧帽筋(そうぼうきん)」や、「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」がカチカチに硬直した状態になります。
首の筋肉が硬直すると、そこから連なる脊柱(背骨)から腰椎にまで影響が及び、「緊張型ゆがみ骨盤」となって現れるのです。
また、普段の何気ない生活習慣からも、骨盤の歪みは起きてしまいます。
たとえば、いつも同じ肩にショルダーバッグをかける方や、立っている時にいつも片側に体重をかけてしまう方などもそうです。
自分の体型に合わない椅子や寝具を使っている場合にも、骨盤の歪みは現れます。
腰痛の原因となる骨盤の歪みを改善する体操
腰痛の原因となる「骨盤の歪み」を改善するための体操をいくつかご紹介しましょう。
【骨盤回し】
まず、一つ目の体操が「骨盤回し」です。
骨盤回しは、とてもお手軽に骨盤を正しい位置に戻せる方法の一つです。
まず最初に、足を「肩幅」くらいに開いて立ち、腰に手を軽く起きます。
真っすぐの姿勢で前を見ながら、足の裏をピッタリと床に着けた状態で腰を回していきます。
右からゆっくりと回して行きましょう。
右回しを10回やったら、左回しも10回やりましょう。
強くグルグル回して無理やり戻すのではなく、回して緩めることで骨盤が自然に戻る感覚を意識してください。
【お尻歩き】
もう一つ、「骨盤の歪み」を改善するための体操をご紹介しましょう。
「お尻歩き」です。
お尻歩きも、床があれば今すぐ簡単にできる体操ですので、おすすめです。
やり方はいたって簡単です。
まず、床にペタッとお尻を付けて座り、足を軽く伸ばしておきます。
そのまま、お尻を「右、左、右・・・」とズリズリしながら、お尻だけで歩くという体操です。
10歩前に進んだら、10歩後ろに下がり、また10歩という形で「3~4クール」行います。
背筋はまっすぐにして、リラックスしてやる。そして続けるということが大切です。