どの体勢でも痛い腰痛について

腰痛 どの体勢でも痛い

 

腰痛の中には、どの体勢でも痛いというケースがあります。

 

一般的な腰痛の感覚は、どの体勢でも痛いというよりも、以下のような感じではないでしょうか?

 

  • 腰を反らすと痛い
  • 前傾姿勢だと腰が痛い
  • 立ち上がる時に腰が痛い

 

などなど・・・

 

ある特定の姿勢や動作の時に痛むという腰痛が、やはり圧倒的に多いのです。

 

その場合は、ぎっくり腰などの炎症や慢性腰痛症などが代表的なものとして考えられます。

 

しかし、どの体勢でも痛いという場合には、他の原因などを疑った方が良いでしょう。

どの体勢でも痛い腰痛で考えられることは?

どの体勢でも痛い腰痛になった時、まず注目すべきことがあります。

 

それは、自分が今まで椎間板ヘルニアなどの疾患を患った経験があるかどうかということです。

 

椎間板ヘルニアの経験がある方なら、それが悪化すれば、どの体勢でも痛いということは十分考えられます。

 

また、急性腰痛(ぎっくり腰)による炎症が酷い場合も、同様に「どの体勢でも痛い」というケースがあります。

 

重い荷物を持ったり、腰を捻ったりした結果「ぎっくり腰」になった場合は少し時間をおいて様子を見ましょう。

 

ただし、ぎっくり腰でもないし、今まで椎間板ヘルニアの経験などもないのに、どの体勢でも痛い。

 

そんな場合には、「内臓疾患」を疑った方が良いかも知れません。

どの体勢でも痛い腰痛が現れる内臓疾患とは?

内臓疾患が原因で起きる腰痛は、どの体勢でも痛いという症状以外にも、発熱や腹痛などを伴うケースが多いです。

 

たとえば、腰痛を引き起こす内臓疾患の一つとして、尿路結石(にょうろけっせき)が考えられます。

 

尿路結石は、腰痛と同時に刺すような激しい腹痛に襲われるという症状が特徴です。

 

腎臓の近辺に「結石」が発生し、それが尿管に移動することで激しい痛み(腰痛や腹痛)が走るのです。

 

血尿が出たり、嘔吐や吐き気をもよおすことも良くあります。

 

痛み自体はそれほど長くは続かず、時間の経過とともに引いてくるのが特徴です。

 

その他では、胃潰瘍十二指腸潰瘍すい臓や肝臓などの炎症
考えられる内臓疾患としてあげられます。

 

また、最悪の場合は「すい臓ガン」や「肝臓ガン」なども考えられますので、腰痛と内臓疾患には注意が必要です。

 

このように、内臓疾患による腰痛は、腹痛や発熱という症状に現れることがとても多いのです。

 

また、仮に内臓疾患が原因の腰痛ではなかったとしても、重い感染症である椎間板炎(ついかんばんえん)椎体炎(ついたいえん)であることも考えられます。

 

しばらく安静にしても「どの体勢でも痛い」という場合には、速やかに病院へ行って検査を受けてください。

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