腰の病気による腰痛について
腰の病気による腰痛は、病院に行って「病名」がつくタイプのものを指します。
特異的腰痛(とくいてきようつう)と呼ばれています。
病名が特定できない非特異的腰痛(ひとくいてきようつう)が進行した結果、具体的な病名がついてしまうケースも考えられます。
例えば、以下のような病名です。
- 椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ)
- 変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)
- 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
- 腰部変性すべり症(ようぶへんせいすべりしょう)
- 感染性脊髄炎(かんせんせいせきずいえん)
- 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
それぞれの原因や対処法については、別ページでご説明していますので、そちらをご覧ください。
腰の病気による腰痛の痛み方
明らかな腰の病気による腰痛は、その痛み方をチェックすることで、ある程度タイプを分けることが出来ます。
たとえば、突然激しい腰痛に襲われ、ジッとしていても痛みが続くという場合があります。
その際、さらに腰や足にしびれがあり、発熱したり排尿が困難になったり、排便が困難になるようなら、神経障害をともなった腰痛の病気が疑われます。
また、腰や足のしびれはないものの、1週間以上経過しても痛みが引かない、もしくはドンドン激しくなるという場合には、骨や椎間板の神経に異常があることが考えられます。
逆に、突然の痛みはなく、重だるい痛みが慢性的にあり、足がしびれたような状態が続くケースがあります。
その場合は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)のような骨や椎間板、神経などに異常のある腰痛の病気が考えられます。