腰痛の薬はロキソニンが良いって本当?
腰痛を抑えるための薬は、ロキソニンが良いという話がありますが、本当でしょうか?
ぎっくり腰(急性腰痛症)などの場合「あまりの激痛に我慢ができない!今すぐ何とかしたい!」というケースが良くあります。
特に、「ぎっくり腰」の場合は安静第一と言えますが、そんなことすら言っていられないことがあるわけですね。
そんな時、激しい腰痛を抑えてくれる薬として有名なのが、「ロキソニン」という鎮痛剤です。
ロキソニンという薬は、ぎっくり腰などの腰痛で悩んだ経験がある方なら、一度は使ったことがあるかと思います。
ここでは、腰痛の薬として使用されるロキソニンについてご説明します。
腰痛の薬として使用されるロキソニンは「2タイプ」
腰痛の薬として使用されるロキソニンは、実は「腰痛の薬」というわけではありません。
痛みを抑えるための、「鎮痛剤」と呼ばれるものです。
ですから、ロキソニンは、腰痛以外にも頭痛や生理痛、歯痛など対しても良く使われる薬です。
つまり、どうしようもない痛みに襲われた時に、和らげてくれる薬ですので、腰痛のレベルによっては、救世主のように感じるのがロキソニンと言えます。
実は、腰痛の薬として使用されるロキソニンには「2タイプ」あります。
「飲むタイプのロキソニン」と、「貼るタイプのロキソニン」ですね。
飲むタイプは、一回に1錠、1日最大3回まで服用できる錠剤です。
個人差はありますが、大体30分程度で効いてくると思います。
一度服用したら「6時間」は間隔を空けた方が良いでしょう。
ロキソニンは、とても即効性が高くてすぐ痛みが軽減されますが、純然たる鎮痛剤ですので、治癒のための薬ではありません。
また、ロキソニンは解熱剤でもありますので、身体を冷やすことになります。
常用は避けて、腰痛がどうしようもなく激しい場合に一時期だけ服用する薬だと思ってください。
貼るタイプのロキソニンは、「肌色のテープ」ですが、整形外科などで、よく目にすると思います。
腰痛の薬「ロキソニン」の効果的な使い方
腰痛の薬としての「ロキソニン」の効果的な使い方についてご説明します。
では、まず「飲むタイプのロキソニン」からご説明しましょう。
前述したように、ロキソニンは、腰痛以外にも頭痛や生理痛、歯痛、あと肩こりにも効く薬として有名です。
ロキソニンは、強い痛みや炎症を抑制してくれるため、急性の激しい痛みに対しては効果テキメンと言えます。
ただし、それだけ強い効果を発揮するということは、強い薬だということでもあります。
そのため、胃壁が荒れることがありますので、空腹時は極力避けて服用するようにしてください。、
次に、「貼るタイプのロキソニン」ですが、こちらは湿布タイプの鎮痛剤で、形状は「肌色のテープ」です。
ロキソニンのテープは、鎮痛剤の成分を「皮膚から浸透させる」というタイプの薬となります。
一番効果的な使い方は、「痛い場所に直接貼る」ということです。
ロキソニンテープの鎮痛効果は、大体「4時間」くらいとお考えください。
貼っても痛みが治まらない場合は「貼り換え」を行いますが、テープタイプのロキソニンも、長期にわたっての使用は避けてください。
どちらのタイプのロキソニンも、鎮痛ということに関しては強力な薬ですので適宜使用すると良いでしょう。