腰痛と同時に足の付け根にも痛みがあったら?

腰痛 足の付け根

 

腰痛と同時に、足の付け根にも痛みやしびれを感じるというケースがあります。

 

その場合、まず考えられるのが「股関節(こかんせつ)の不調」です。

 

股関節は、人間の身体の中でも最も大きな関節の一つです。

 

たとえば、体重を支えたり、立ったり歩いたり、ジャンプするというような様々な動作をする時の要となるのが股関節なのです。

 

ところで、あなたは股関節が、どの辺りにあるのかをご存知でしょうか?

 

人によって答えはマチマチですが、だいたい股間をイメージする人が多いようです。

 

本当は、そのイメージよりもちょっとだけお尻付近、つまり付け根にあるというのが正解です。

 

大腿骨(だいたいこつ)という太い骨と骨盤がつながっている、足の付け根が股関節なんですね。

 

股関節を痛める原因は、実に様々です。

 

たとえば、無理な姿勢や偏った姿勢で長時間座り続けることは、股関節を痛める原因となります。

 

また、加齢によって股関節を支える筋肉が硬くなったり弱くなったりすれば、ふだんの動作に無理がかかります。

 

その結果、股関節そのものを痛めたり、ひざ痛等の原因に発展することもあるのです。

腰痛に加えて足の付け根からお尻にしびれを感じる場合

腰痛と足の付け根からお尻にかけて、痛みやしびれ、違和感を感じるというケースがあります。

 

そんな場合は、坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)を疑った方が良いでしょう。

 

坐骨神経痛についての詳細はこちらをお読みください

 

坐骨神経とは、太腿と足の筋肉をつかさどる神経で、腰から骨盤を通って、さらに足の先まで1メートル近く続く末梢神経です。

 

また、身体の神経の中で最も太い神経でもあります。

 

この坐骨神経が、腰に負担をかける運動をするなど、何かしらの原因で圧迫されたり刺激を受けることにより、痛みやしびれを感じます。

 

腰への負担だけではなく、座ったままでいたり、足を組んで座ったままでいるなど・・・

 

長時間同じ姿勢でいることにより、お尻や太ももの筋肉が硬くなってしまいます。

 

硬くなると、筋肉は坐骨神経を攻撃し、痛みやしびれが起こるのです。

腰痛と足の付け根の痛みを解消するには?

腰痛と足の付け根の痛みが同時に起きる場合は、生活習慣を見直したり、軽いエクササイズなどによって改善されることが多いです。

 

たとえば、普段から大股で歩くクセをつけ、軽いストレッチをするなど股関節を柔軟にするとよいでしょう。

 

年齢と共に衰える腰周辺の筋力をつけため、下半身のインナーマッスルを鍛えることも大切です。

 

痛みが強い時は無理せず、少しづつ行いましょう。

 

また、同じ姿勢で長時間いることや、偏った姿勢でいることも避けてください。

 

ただし、腰痛と足の付け根の痛みは、変形性股関節症や糖尿病などの病気であることも考えられます。

 

適切にストレッチなどを行っても改善の兆しがない場合は、速やかに病院へ行って診断してもらってください。

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