腰痛と抱き枕の関係について
「抱き枕が腰痛に良い」
という話を聞いたことがある方は、結構いらっしゃると思います。
以前、「カスペ!間違いだらけの健康ジョーシキ」というTV番組で紹介されたことがありましたからね。
その時のテーマは、「腰痛は寝ながら治す」というものでした。
具体的には、腰痛は抱き枕を「膝の下」に置いて寝ることで改善されるというお話です。
腰のあたりにある仙骨(せんこつ)の角度を、正常な状態に近づけることで腰のストレスを減らし、腰痛を改善させるわけですね。
膝の下に「抱き枕」を置くことで腰が楽になり、深い眠りにつけるという方には良い方法と言えるでしょう。
その際、「抱き枕」はせっかく浮かせた膝が寝ている間に沈まないように少し硬めのものを選ぶと良いです。
寝ている間にずれてしまっては意味がありませんので、寝相の悪い方には少し難しいかも知れませんね(笑)
腰痛で仰向け寝が出来ない場合の抱き枕の使い方
ただし、この方法はあくまでも「仰向け寝」の方のための腰痛改善法です。
もともと「椎間板ヘルニア」や「ぎっくり腰」を患っている方の場合、この「仰向け寝」そのものが出来ないというケースも多いのです。
そこで、試していただきたい方法があります。
「横向き寝」で抱き枕を「抱っこして寝る」という方法です。
酷い腰痛持ちの方であっても、「横向き寝」は、比較的問題ないというケースが多いです。
この場合の「抱き枕」を選ぶポイントは、なるべく長いサイズのもの使うということです。
長いサイズの抱き枕の場合、腕だけではなく、足も一緒に乗せることが出来ますよね。
その際、上側の足がリラックスできるよう「抱き枕」の上に膝を乗せて体全体で抱っこしましょう。
※背骨は曲げすぎないよう注意してください。
結果的に、腰骨の負担の軽減はもちろん、お尻や股関節なども一緒にリラックスすることが出来るのです。
仰向け寝がなかなか出来ない、もしくは、腰痛で夜眠れない方にも良い方法です。
心理的要因の腰痛にも抱き枕は役立つ?
「抱き枕を抱っこして寝る」ことは、物理的に腰痛が起こりにくくなるというだけではありません。
それは、抱き枕を抱く「姿勢」にヒントが隠されています。
抱き枕を抱く姿勢って、お母さんのお腹にいる時の胎児の姿に似ていると思いませんか?
実は、人間は「「胎児の姿勢」で眠ると自然と気持ちが安らぎ、リラックスできると言われているのです。
結果的に、心理的要因が原因と言われる腰痛にも効果的と言えるでしょう。
何はともあれ、腰痛持ちの方にとって、抱き枕はいろいろと使い道がありそうですね。