腰痛と椅子の関係について

腰痛と椅子の関係

 

長時間椅子に座っていることで、腰痛になる方がいらっしゃいます。

 

オフィスで長時間、パソコンなどのデスクワークをする方に多い状態ですよね。

 

内心は腰痛が辛くて仕方がないのに、目の前の仕事に追われるがあまり、ついつい長時間椅子に座り続けてしまうわけです。

 

「自分は腰痛持ちだから1時間に1回休憩を入れよう!」

 

最初はそんな風に思っていても、仕事が立て込むと、なかなかそうも言っていられないというのが正直なところかも知れません。

椅子に長時間座っていると腰痛になる理由

では、なぜ椅子に長時間座っていると腰痛になってしまうのでしょうか?

 

その原因は、まず人間の身体の構造にあると言われています。

 

私たち人間が、習慣的にデスクワークなどで長時間椅子に座るようになったのは、ここ数十年という極々最近の出来事です。

 

もともと人の身体は、椅子に長時間座ってデスクワークをするようには出来ていないのです。

 

そして、日本人は大昔から畳に腰をおろして座っていた民族ですよね。

 

つまり、さらに椅子とは馴染みがないわけです。

 

まるでそれを裏付けるかのように、日本人は欧米人に比べて椅子に座ると「骨盤」が寝やすいと言われています。

 

骨盤が立つと、立っている姿勢に近い腰の状態になり、背骨もS字になるため、腰に負担はかかりにくいです。

 

ところが、日本人は椅子に座ると「骨盤」が寝ることが多く、背骨のS字が崩れるため、どうしても腰に負担がかかってしまうのです。

 

椅子に長時間座っても腰痛にならないためには、背筋を伸ばすのと同時に「骨盤」に意識を向けることも大切です。

腰痛になりにく椅子とは?

「腰痛にならないために、椅子の座り方に注意を向けるなんて難しい!」

 

・・・という方も、少なからずいらっしゃるでしょう。

 

その場合、座っている椅子を変えてみるというのも良い方法の一つです。

 

デスクワークが多くて、どうしても長時間座らなければならない方にとっては特に重要な方法と言えます。

 

もしかしたら、座る椅子の良し悪しは、腰痛に苦しむ日々を送るかどうかの瀬戸際とも言えるかも知れません。

 

椅子を選ぶ際、絶対に避けた方が良いのは、座面が極端に柔らかかったり座った時に腰よりも膝が上にあがってしまう椅子です。

 

逆に、腰に良い椅子の基準は、座面が硬めで、なおかつ前方向に「5度位傾斜している」タイプです。

 

最近は、かなり設計にこだわった椅子が比較的安価で手に入りますので、チェックするのも良いでしょう。

 

でも、働いているオフィスによっては、なかなか椅子を選ぶことが難しいということもあるかも知れません。

 

その場合は、「傾斜クッション」をおススメします。

 

椅子の形状や身体に合った傾斜クッションをお尻の下に敷けば、良い椅子に座っているのに近い状態を作ることも出来ますよ。

 

傾斜クッションは、畳に座る時等いろいろな場所で使えるのもうれしいですね。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

関連記事とスポンサーリンク