腰痛とバッグ(鞄)の関係について
持ち歩くバッグの種類や持ち方によって、腰痛の原因となることがありますのでご説明します。
まず、人間の身体は多かれ少なかれ、必ず左右どちら側かに傾いています。
これを説明するには、生活習慣を考えるのが一番分かりやすいでしょう。
たとえば、あなたは右利きでしょうか?
右利きなのでしたら、きっと右手でバッグ(鞄)を持つことの方が多いかと思います。
普段からさほど意識もせずに、右手でバッグを持つ習慣があり、さらにはそれをずっと持ち続けるのも生活習慣となっていることでしょう。
つまり、右利きの人は常に右側に傾きやすく、歪みやすいと言えるのです。
逆に、左利きの方の場合は、左側に歪みやすいと言えるわけです。
そして、よほど左右のバランスを意識して生活している人でもない限りこの身体の歪みは、必然的に起きるものなのです。
腰痛になりにくいバッグ(鞄)の持ち方
腰痛になりにくいバッグの持ち方とは、どのようにすれば良いのでしょうか?
一言で言えば、「重さの分散を行う」ということです。
たとえば、ふだんから通勤などでバッグや荷物を運ぶ方は、左右のバランスを考えて、重さが分散されるように持つことが大切です。
両手に分散されるようにバッグを持つことで腰椎への負担が減り、腰痛予防や改善への助けとなります。
これが、片手でバッグを持った場合、背筋の収縮によって、ナント3倍もの負荷が腰椎にかかると言われているのです。
さらに、どちらか片方で持ち続ける習慣があれば、筋肉全体のバランスが崩れ、腰痛の原因となってしまいます。
持つバッグが、ショルダーバッグの場合は「たすきがけ」がおススメです。
たすきがけは、バッグの重さの分散が行われ、身体の重心バランスを崩しにくいからです。
腰痛になりにくいバッグ(鞄)の種類とは?
腰痛になりにくいバッグがあれば、一番イイですよね。
軽い荷物ならショルダーバッグでも良いでしょう。
しかし、少し大きめの荷物や重めの荷物を運ぶ場合は、リュックタイプのバッグがおススメです。
ただし、3キロ以上の重さになると、今度は背骨に負担がかかってきます。
そこでおススメしたいのが、リュックとキャリーバッグの「2ウェイタイプ」のバッグです。
最近は、瞬時に持ち手が伸びてキャリーバッグに変身できる、優れもののビジネスバッグも多いです。
重い!と思った時にはすぐに地面を転がせるわけですからね。
腰痛持ちの方には、こんなにうれしいバッグは他にないと思います。