妊婦さんの腰痛解消のための腰痛体操とは?
妊婦さんは、赤ちゃんが成長するにつれてお腹が大きくなりますが、そのために腰痛になってしまい、体操が必要になることがあります。
妊娠すると姿勢が反ったりすることで、腰に大きく負担がかかりますよね。
さらに、お腹が大きくなれば身体も重くなり、動くこともかなり億劫になるでしょう。
運動不足になりやすい妊婦さんは、妊娠の初期から産後にいたるまで、腰痛に悩まされ続ける方も多いのです。
妊婦さんの腰痛は、症状が悪化することによって、眠れない日が続いたり、激しい痛みで外を歩けなくなることもありますので、注意が必要です。
そんな状態にならないためにも、今回は、妊婦さんが腰痛解消するための「腰痛体操」をご紹介しましょう。
妊婦さんの腰痛体操を行う上での注意点
まずは、妊婦さんの腰痛体操を行う上での注意点をご説明します。
妊婦さんが腰痛体操を行う場合、やはり注意すべきことは「赤ちゃん」のことです。
腰痛体操は、お腹を圧迫するような動作を行わないようにしてください。
具体的には、腹筋などでお腹を締めるような動作を入れたり、うつ伏せや無理な前屈などの動作はしないでください。
お腹を圧迫して、赤ちゃんに悪い影響が大変なことですからね。
また、妊娠中はお腹が張ることが多いと思いますが、その時も無理をせず、体操は中止するよう心がけましょう。
お腹に痛みを感じたり、不正出血がある場合も考えられますので、そのような場合にも、速やかに腰痛体操は中止するようにしましょう。
妊婦さんのための「腰痛体操」をやってみよう!
では、妊婦さんのための腰痛体操をご紹介しましょう。
猫のポーズ
一番有名なのが「猫のポーズ」と呼ばれるヨガによるストレッチ体操です。
まず、猫のように「四つん這い」になります。
そのまま猫のように背中を丸めたり、反らしたりという動作を繰り返し行います。
詳しく言うと、両足の膝は肩幅くらいに開いて、両腕が両肩から、垂直におろすような形で手をつきます。
次に、四つん這いのまま「おへそ」を覗くようにしながら、背中を丸めます。
その際、息を吐きながら行い、最後まで吐き切ってください。
息を吸ったら、今度は背中を反らす動作を行いながら、同じく息を吐き切ります。
この一連の動作を、3~4回行いましょう。
腰のツイスト体操
もう一つおすすめなのが、「腰のツイスト体操」です。
この腰痛体操は寝転がってできるので、身体が重いと感じる妊婦さんにとっては、とても気持ちの良いストレッチです。
夜眠る前に行うのも良いですね。
やり方ですが、まず床(ベッド)に寝そべります。
膝を90度くらいに曲げて、両膝をピタッとくっ付けます。
そのまま両足を、右左のどちらか片方向へゆっくり倒します。
腰回りの筋肉が伸びて気持ちイイと感じるあたりで、5~6秒止めます。
膝をニュートラルなポイントに戻して、反対側も同じように行います。
この一連の動作を3~4回行ってください。
最後に、膝をニュートラルに戻して、ゆっくりと腹式呼吸をしてください。
リラックスして、腰がじんわりと温かくなってきますよ。