腰の痛みと内臓が関係して下痢になる?

腰痛 内臓

 

腰の痛みと下痢が同時に起きたことで、「もしかすると内臓疾患かも知れない」と心配になった方は、いらっしゃると思います。

 

または、下痢になった後すぐに腰痛が発症したなどという場合も、やはり、腰痛と内臓を結びつけて考えてしまうことでしょう。

 

結論から言うと、腰痛と下痢の「直接的な関連性」については、未だにあるかどうか判明していません。

 

もちろん、下痢と言えば「腸」という内臓の働きにあります。

 

ですから、その内臓に近い場所の腰が、何らかの影響を受けたとしてもおかしくはないでしょう。

 

しかし、腰の痛みと内臓、特に下痢についてはそのメカニズムがはっきりと解明されているわけではありません。

 

腰の痛みが出たから下痢になったとも、下痢になったから腰の痛みが出たとも言えないわけです。

 

ただし、腰の痛みと下痢が直接的に繋がっていなかったとしても、「共通の原因」を持っているということは言えるでしょう。

 

たとえば、「腰の痛み」も腸の不調による「下痢」も、腹部が冷えたり筋肉や神経などによる影響が大きなウェイトを占めています。

 

そういう意味では、「腰の痛み」と「下痢」が同時に起きたとしても不思議ではないと言えます。

腰の痛みと内臓不調の一つ下痢の共通原因は?

腰の痛みと内臓の不調である「下痢」の共通の原因は、どんなことにあるでしょうか?

 

たとえば、ここに「血液の循環が悪い人」がいるとします。

 

その場合、「血液循環の悪さ」が原因となって腰の痛みはよく現れますし、下痢になることもあります。

 

つまり、「血液循環の悪さ」という一つの原因が、「筋肉」にも「内臓」にも、それぞれ影響を及ぼしたと言えるわけです。

 

結果的に、本人としては「腰の痛みと下痢が同時にやってきた!」となりますので、この2つを関連付けてしまいます。

 

また、急性腰痛症(ぎっくり腰)と下痢が、同時に起きるケースもあります。

 

この場合も同じで、急性腰痛症と下痢をヒモ付けしてしまうことで、話がややこしくなってしまうのです。

 

それよりも、もともと「冷え」という原因を持っている人が、下痢にもなったし、腰の痛みも現れたと考える方が自然と言えるでしょう。

 

つまり、「冷え」が原因で下痢になった人が、同じくその「冷え」が原因となることで急性腰痛症(ぎっくり腰)にもなったとなるわけです。

 

「腰の痛み」と「内臓・下痢」を直接ヒモづけするよりも、身体の不調を引き起こす「根本原因」が、それぞれの症状を引き起こすと考えてください。

 

身体の不調のもととなる「冷え」や「血行不良」などの根本的な原因を取り除けば、腰の痛みも内臓の不調である下痢も、自然に改善することでしょう。

腰の痛みと内臓の不調・下痢を防ぐためには?

腰痛も下痢も、身体の「冷え」から生じるケースはとても多いです。

 

そのため、冷えを改善することで、腰の痛みも下痢も解消できると言えるのです。

 

では、冷えを改善するためには、どうすれば良いのでしょうか?

 

そのためには、まず食生活を見直しましょう。

 

たとえば、最近は「朝ごはん」を抜く方は多いですが、これは冷えや血行不良の原因となりやすいです。

 

また、インスタント食品が多かったり、偏食が多い方の場合も、同じく「冷えの体質」になりやすいです。

 

また、身体を冷やす「陰性」の飲食物は、極力控えることです。

 

最近は、季節を問わずどんな野菜でも果物でも手に入りますが、夏野菜や南国のフルーツなどは、身体を冷やしますので、ほどほどにしましょう。

 

コーヒーやアルコール類なども、身体を冷やす原因となります。

 

上記のような飲食物を意識して控えていくだけでも、身体の「冷え」はかなり防げるようになりますよ。

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