腰痛でおならが止まらないケースについて
腰痛で悩む方は大勢いらっしゃいますが、その中には、「おならが頻繁に出て止まらない」というケースがあります。
腰痛は体の痛みですし、おならは消化不良などが原因で起こることが多いものです。
両者には、まったく関係性がないように思われるかも知れません。
ところが、「ある癖」が原因で、腰痛と同時におならが止まらなくなることがあるのです。
では、腰痛とおならが同時に起きる「ある癖」についてご説明しましょう。
腰痛の時におならが止まらなくなる「ある癖」とは?
腰痛の時におなら(またはゲップ)が止まらなくなる人には、ある共通点があります。
それは、「常に噛み続ける癖」を持っているということです。
これは、自分では気づかないというケースも多いんですね。
まあ、癖ですから、無理もありません。
知らないうちに「噛み続ける」という癖がある人は、腰痛と同時におならやゲップが出やすいのです。
それでは、なぜ、そのようなことが言えるのでしょうか?
噛み続けると、腰痛と同時におならが出やすい理由とは?
噛み続ける癖が、なぜ、腰痛とおならを同時に起こすのかというと・・・
まず、歯を噛みしめる時には顎(あご)の筋肉を使いますが、その力は相当なものです。
歯を噛みしめると「こめかみ」がゴリッということがありますが、それは力が入っている証拠です。
こめかみの周辺は神経が集中していますが、噛み続けることにより筋肉が凝り固まり、神経も疲労していきます。
その結果、全身の筋肉が疲労し上半身を支える腰に負担がかかり、腰痛の症状が出るのです。
同時に、噛むことで唾液を飲み込むため、一緒に空気も飲み込んでしまいます。
それによってお腹にガスが溜まり、おならが頻繁に出てしまうのです。
ちなみに、これは睡眠中にもよく起きる症状です。
腰痛とおならの原因は、どうやったら改善出来る?
「噛みしめる癖」は無意識にやることが多いです。
ですから、まずは「噛みしめない」ということを意識しましょう。
仕事に集中していたり、TVなどに集中している時に、噛み締めてしまうことが多くあります。
気が付いた時に、歯と歯を離すなどして、噛みしめない工夫をしましょう。
起きている時の癖が治ってくると、睡眠中の癖も比較的治りやすくなります。
慢性的な腰痛とおならの症状がある方は、そんなご自身の癖を見直すことが重要なのです。