椅子に座ると腰が痛いのは、どうして?
椅子に座ると腰が痛いという方は、現代社会においては辛いものがありますよね。
なぜなら、どんなに腰が痛い時でも、椅子に長時間座らなければならないことは、結構あるからです。
しかし、自分がなぜ、椅子に座ると腰が痛いのかについては、分からないまま過ごしている方は多いと思われます。
ここでは、「椅子に座ると腰が痛い」という場合の原因や、その対処法についてご説明します。
椅子に座ると腰が痛い!その原因は?
椅子に座ると腰が痛い場合の原因についてご説明します。
まず、職場などでデスクワークが多い方は、椅子に座りっぱなしで何時間
も過ごすなどということは日常茶飯事だと思います。
デスクワークの際、「椅子に座ると腰が痛い」となる原因は、スポーツマン
にあるような、過度の練習による「筋肉疲労」でありません。
本来、人間の身体は動くことで発達してきたと言えます。
ですから、逆に椅子の上に長時間座ったままでいることで、腰回りの筋肉
が固まって委縮してしまうのです。
中には、毎日出勤時に歩いたり、近所を散歩するなど、1日30分~1時間
ほどの運動をしているから大丈夫だよ、と思っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、腰にとっての運動は、それだけではダメなのです。
ちなみに、あるデータによると、「30分歩いて、その後2~3時間ほど座りっ放し
の状態を続けるとその効果はほとんどなくなる」・・・と言われています。
正直、「座る」という行為をこれほど長く強いられた経験は、長い人類の歴史
においても、なかなかないと言われていますからね。
「立つ」「座る」「歩く」「走る」「跳び跳ねる」などなど・・・
本来、人間は、起きている時は常に動き続けているもので、それは本来ある
べき「自然な状態」なのです。
椅子に座ると腰が痛い!その解消法は?
椅子に座ると腰が痛い方の場合、まずは身体を動かすということが何より
も大切です。
前述した内容から、長時間にわたって身体を固めた状態が良くないことは
お分かりいただけたと思います。
椅子に座ると腰が痛い!という状態になるのは、長時間のデスクワークを
強いられる場合、宿命的なものと言わざるを得ないでしょう。
しかし、だからと言って、仕事を辞めるわけにも行きません。
そして、できれば腰痛にならないように毎日を過ごしたいですよね。
実は、椅子に長時間座ることによって起きる腰痛の改善方法は、至って
シンプルです。
それは、「身体や腰回りの筋肉を動かす」ということです。
といっても、別に激しい運動などをする必要はありません。
パソコンなどの作業中、1時間に1回ほど休憩を取り、身体を軽く動かす
だけで十分です。
または、作業の途中で腰の筋肉の固さを感じたら、すぐに休憩して腰回り
の筋肉を動かしましょう。
腰まわりの筋肉が伸びるストレッチがおすすめです。
すると、固まっていた腰の筋肉が柔らかくなり、血流も良くなりますので、
たまっていた腰の疲労物質が流れていってくれるのです。
重要なポイントは、「腰痛の改善にとって大切なことは、長時間のまとまった
休憩ではない」ということです。
作業の合間に取れるくらい「短く、定期的な休憩」なのです。