仰向けで寝ると腰が痛いのは、どうして?

腰痛 仰向け

 

仰向けで寝ると腰が痛いという場合がありますが、どうしてなのでしょうか?

 

本来、仰向け寝は、「もっとも腰に負担がかかりにくい寝方の一つ」だと言われています。

 

・・・にも関わらず、仰向け寝ができずに、横向き寝じゃないと腰が痛い!辛い!というケースがあるのです。

 

腰痛持ちの方の中には、思い当たるケースも多いのではないでしょうか?

 

ここでは、仰向けで寝ると腰が痛いという方の腰痛原因や対策についてご説明します。

仰向けに寝て腰が痛い時の原因とは?

実は、仰向けに寝て腰が痛いという人は、お尻が沈んで「猫背」になっていたり、「反り腰」になっていることが多いです。

 

反り腰とは、姿勢の悪化などの原因で、腰が背中側に反っている状態のことです。

 

反り腰になっているかどうかの確認は、床の上などの固い場所で仰向けになって寝れば分かります。

 

反り腰であった場合、床と腰との間に大きく「隙間」があきます。

 

その隙間は「手のひら一つ分と少し」くらい入るケースが多いです。

 

結果的に、腰がブリッジをしているような状態になりますので、「仰向け寝」をすると腰が痛いと訴え始めるのです。

 

腰がブリッジをしている状態になると、お尻、足、胸、頭が、床側に下がってしまいます。

 

すると、腰だけが浮き上がるような状態になり、テコの原理も働いて「反り腰」になりやすくなります。

 

人間の背骨はゆるやかなS字カーブを描いていますが、反り腰になると姿勢がくずれて「S字カーブ」が崩れます。

 

結果として、腰部に負担がかかり、腰痛となって現れるのです。

 

立っている時や座っている時に痛くないのに、仰向けだと腰が痛いという場合は、反り腰を疑ったほうが良いでしょう。

 

では、反り腰はどんなことが原因で起きてしまうのでしょうか?

仰向けに寝ると腰が痛い!反り腰の原因とは?

仰向けに寝て腰が痛い人は、反り腰になっている可能性が高いですが、これは基本的に女性に多い症状です。

 

女性は、子供を産むため、男性に比べると骨盤が大きくなっています。

 

そのため、仰向け寝をした際に、臀部(でんぶ)が通常よりも下がりやすく、反り腰になりやすくなるのです。

 

また、筋力も男性よりも弱いですから、そのことも反り腰の原因となります。

 

基本的に弱くなるのは腹筋の方が多いですので、強い背筋によって姿勢が後に引っ張られ、反り腰となってしまうのです。

 

適度な腹筋運動は、女性の反り腰の改善には役立つと言えるでしょう。

 

また、太っている人も反り腰になりやすいです。

 

ご存知のように肥満の方の姿勢は、のけぞっている場合が多いですよね?

 

お腹がポッコリと出っ張っていることによって、後側に反り返る姿勢になってしまうわけです。

 

そうするとお腹に引っ張られるような形で「腰の骨」が前へ突き出しますので、反り腰の原因となってしまいます。

 

肥満の方で仰向けに寝ると腰が痛い場合は、ダイエットをして姿勢を正し、反り腰防止に努めましょう。

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