腰痛と座り方について

腰痛 座り方

 

「座り方が悪いと腰痛になりやすい」ということは、広く認識されているのかも知れません。

 

ただし、一言で「座り方」と言っても、いろいろな場面がありますよね。

 

大きく分けると、2つのケースが考えられます。

 

  • 床に座る場合
  • イスに座る場合

 

それぞれ、腰痛に良い座り方と腰痛に悪い座り方がありますので、詳しくご説明していきます。

腰痛に悪い座り方~床編

それでは、床に座る場合から考えてみましょう。

 

まず、床の場合の、腰痛に悪い座り方としては、「横座り」が挙げられます。

 

日本人はもともと、「正座」が良いとされている民族ですよね。

 

ところが、正座は足もしびれますし、長時間だとかなりツラい座り方と言えるでしょう。

 

横座りは女性の方に多く、お尻や左右の足をどちらかにずらして座ります。

 

結果的に、左右のバランスが崩れ、背骨は大きく傾き、骨盤が歪みやすくなります。

 

つまり、横座りは腰痛を引き起こす原因になりやすい座り方と言えるのです。

 

また、男性に多い、胡坐(あぐら)をかくという座り方も腰痛には良くありません。

 

胡坐は、左右の足のどちらかが上下に重なりますから、バランスが崩れ腰痛を引き起こしやすいのです。

 

床に座る場合、最もバランスが取れていて、腰痛になりにくいのは「正座」です。

 

それも、背骨(腰骨)をまっすぐに立てている状態が一番です。

 

ただし、前述したように長時間の正座は辛いものです。

 

そもそも、腰痛に不安を抱えている人は、極力、床に座ることは避けるべきでしょう。

腰痛に悪い座り方~イス編

現代人は、デスクワークや会議など、長時間イスに座ることが多いです。

 

短い時間なら問題ありませんが、だんだん座っていることに疲れてきて、ついつい腰痛に悪い座り方となってしまうことも多いですよね。

 

あなたは、以下のような状態になっていませんか?

 

背中を丸めて座っている

 

背中を丸める座り方は、背骨の自然なS字カーブが崩れることから腰椎に負担がかかり、腰痛の原因となりやすいです。

 

足を組んで座っている

 

イスに座る時、足を組んでいる方はとても多いですよね。

 

足を組む座り方は、骨盤の左右のバランスが崩れ、思わぬ場所に負荷がかかり、腰痛の原因となりやすいです。

 

イスの背もたれに寄りかかって座っている

 

イスに深く腰掛けて、背もたれに寄りかかって座る方も多く見かけますが、これも背骨のクッションが崩れ、腰痛には良くありません。

 

肘(ひじ)をついて座っている

 

片肘・両肘を問わず、肘をついている時の姿勢は、背骨が湾曲し、頸椎(けいつい)に負担をかけることで腰痛の原因となりやすいです。

 

イスと机の高さが合っていない

 

イスが高過ぎて足をブラブラさせてしまったり、低過ぎることで肘の高さにあっていないことも腰痛の原因として考えられます。

 

では、腰痛になりにくい座り方にするためには、どうすればイイのか?

 

それは、上記5つのポイントと真逆のことをすれば良いのです。

 

背中(腰骨)をまっすぐ立て、足は組まずに平行(膝は90度位)にして、イスに深く腰掛けながら背もたれは使わない。

 

イスは肘の高さに合ったモノを選ぶことが大切です。

 

もちろん、肘はつかないことですね。

 

今までの座り方の習慣とは違った形になると思われますので、最初は違和感があるかも知れません。

 

しかしながら、良い習慣が身につけば自然と腰痛改善につながりますので、やってみることをおススメします。

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