ソファでリラックスのつもりが腰痛になっていた?
腰痛と「ソファ」との間には、密接な関係があります。
家に帰ってソファに座って「ホッ」と一息つきながらリラックス~とは、よくある光景ですよね。
ところが、ソファでリラックスのつもりが、実は腰痛の原因になっていたということも多いのです。
重いものを持ったわけでもないし、腰に負担がかかる事をしたつもりもない。
ただソファで休んでいただけなのに、なぜか腰痛を起こしてしまうというのです。
どうしてでしょうか?
実は、「楽な姿勢=体に良い姿勢」・・・というわけではないのです。
ここでは、腰痛とソファの関係についてご説明します。
腰痛になりやすいソファとは?
腰痛になりやすいソファとは、どのようなものを指すのでしょうか?
一般的に高級そうに見えるソファほど、フワッと柔らかく身体を包み込んでくれるものが多く、実は、腰痛にもなりやすいです。
そういうタイプのソファは、身体が沈み込んで背骨は丸まり、内臓が圧迫されやすくなることが多いわけですね。
最初は気持ちよく感じても、長く座ることで疲れたり、内臓が苦しくなったりして、背中痛や腰痛を引き起こす原因となるわけです。
それと、ソファでリラックスした状態で座っている時「猫背」になったりしていませんか?
猫背になると、首、肩、背中などの筋肉が、伸びた状態が続きます。
そのため、背中から腰にかけての疲労と負担が溜まり「腰痛」の原因となってしまうのです。
気持ちよさそうなソファが、逆に腰痛を引き起こしやすくしていることがあるなんて、意外ですよね。
ソファで腰痛にならないためには?
ソファに座ることで腰痛にならないためには、どうすれば良いのでしょうか?
まず、ソファに浅く腰掛けて「猫背の姿勢」で座るのは、腰痛をまねく原因であることを覚えておきましょう。
腰痛にならないためには、深く座って、なるべく「背もたれ」に寄りかからないようにしましょう。
実は、背もたれに寄りかかることによって骨盤が傾き、背筋は伸びきって硬直するので、これも腰痛の原因となってしまいます。
そうならないために「クッション」を背もたれにおくのも一つの方法と言えるでしょう。
そして、座るときには腰も足も、90度に曲げた状態というのが理想的です。
では、腰痛にならないために、座るソファは、どんなものを選ぶと良いのでしょうか?
腰に負担がかかりにくいソファは、身体が触れる部分のクッション材は柔かく体重で沈まない程度の硬さがあるものです。
つまり、座った瞬間に「わ~柔らか~い」となるより、少し固めと感じるくらいのレベルがちょうど良いのです。
また、奥行が深いと猫背になりがちなので、あまり奥行の深くないものを選びましょう。
腰痛を予防して快適に過ごすためにも、正しいソファの使い方はとても重要なんですね。