脊柱管狭窄症は悪化しやすいのでしょうか?

脊柱管狭窄症 悪化

 

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)という病気は、悪化することが多いと言われています。

 

「腰部脊柱管狭窄症」は、足の痛み、痺れやしびれ、長く歩いたり、立ち姿勢を行うことで歩けない状態になる、間欠跛行(かんけつはこう)などが特徴的です。

 

しかし、脊柱管狭窄症において、これくらいの症状であれば、まだ軽い方と言えます。

 

脊柱管狭窄症が悪化すると、歩くだけで足の痛みやしびれに悩まされたりし始めます。

 

また、馬尾型と呼ばれる馬尾性間欠歩行(ばびせいかんけつはこう)や神経根型の間欠歩行によって、我慢できないほどの腰痛になることも多いです。

 

さらに、腰部脊柱管狭窄症の特徴の一つである、馬尾症状と神経根型が合わさった「混合型」という状態になることもあります。

 

では、腰部脊柱管狭窄症が悪化する原因についてご説明しましょう。

脊柱管狭窄症が悪化する原因とは?

腰部脊柱管狭窄症が悪化する原因はいろいろとありますが、まず考えられるのが、「安静にしなかった」場合です。

 

脊柱管狭窄症の治療中なのにもかかわらず、仕事を休業できなかった場合もあるでしょう。

 

また、休憩を入れながらの仕事であっても、腰に無理がかかるような姿勢を強いられる場合なども、脊柱管狭窄症を悪化させる原因となります。

 

安静にしている方の中では、筋力を鍛えるトレーニングを入れている方とそうでない方には、かなり差が出ることがあります。

 

脊柱管狭窄症の症状がまだ悪化していないうちは、痛みがない場合に限り、腹筋や背筋を鍛えて、今後の症状の悪化を防いでいきましょう。

 

腰部脊柱管狭窄症を悪化させないためには、姿勢を正して安静にしつつ、適度な筋力トレーニングを行うことが、とても大切と言えるのです。

脊柱管狭窄症の悪化を防ぐには?

脊柱管狭窄症の悪化を防ぐためには、姿勢の改善など、ふだんの生活習慣を見直すことも重要です。

 

たとえば、よく見かけるのが「反り腰」と呼ばれる姿勢です。

 

反り腰は、普通に立っているだけでも、腰が「反った状態」になりやすい方です。

 

脊柱管は、腰を反らすことによって狭まりますので、中の神経組織をさらに圧迫することに繋がってしまいます。

 

脊柱管狭窄症を悪化させない姿勢は、脊椎(背骨)のカーブに沿った形で背筋を伸ばし、痛みが激しい時だけ少し前屈み姿勢になると良いでしょう。

 

また、筋肉は「痛み」によって硬直しますので、腰部周辺の筋肉をゆるめることは、改善に効果的です。

 

痛みによる筋肉の緊張は、さらに症状を悪くさせることに繋がるので、筋肉をほぐすことは非常に重要です。

 

たとえば、徐々に痛みが増してくる「慢性期」には、腰部を温めると血液の循環が良くなり、筋肉の硬直が解けるでしょう。

 

痛みが激しいなら、腰部を冷やすことで痛みが引き、結果的に筋肉が緩みます。

 

症状によって、温めるか冷やすかは変わってきますので、注意してください。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

関連記事とスポンサーリンク