脊柱管狭窄症はストレスが原因って本当?

脊柱管狭窄症 ストレス

 

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、ストレスによって発症することがあるのでしょうか?

 

ストレスは、実にいろいろな疾患の原因となるというのは多くの方が認識していることでしょう。

 

脊柱管という背骨の中の空洞が狭くなることによって発症する脊柱管狭窄症も「ストレスからだ!」という人の気持ちもわかる気はします。

 

しかし、結論から言いますと、ストレスが原因で脊柱管狭窄症を発症する事はありません。

 

ここでは、脊柱管狭窄症をストレスの関連性についてご説明します。

脊柱管狭窄症がストレスに関係するのは間接的なこと

脊柱管狭窄症がストレスを原因として起きることはないと前述しましたが、間接的な関連性があると言えます。

 

腰痛とストレスに関連性があるからです。

 

では、ストレスがどのようにして脊柱管狭窄症と関わるのかについてご説明します。

 

ストレスには肉体的・精神的・環境がありますが、いずれも痛みの原因になります。

 

肉体的ストレスは、痛みの原因になりやすい事は分かりますが、なぜ精神的・環境的ストレスで痛みを引き起こすがご存じでしょうか?

 

人はストレスにさらされると、痛みを抑える働きが弱まり、通常は痛いと感じない程度の微弱な痛みでも強い痛みとして感じてしまうことがあります。

 

また、思い込みでも痛みを生じてしまう事もあります。

 

海馬と扁桃体は関連があり、痛みが生じてしまうのです。

 

そして、長い間腰痛が続いてしまうと姿勢が悪くなり、骨の変形を引き起こしてしまいます。

 

骨の変形の程度が強くなると、脊柱管は狭くなってしまうため、ストレスによる腰痛で脊柱管狭窄症を誘発してしまう恐れがあるのです。

脊柱管狭窄症がストレス関連で起きた場合の対策方法は?

ストレスが間接的に脊柱管狭窄症を引き起こしている場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?

 

その場合、脊柱管狭窄症の治療はもちろんのこと、ストレスを取り除くことがとても大切です。

 

ストレスは、その種類によって対応が異なります。

 

肉体的ストレスである場合は、肉体労働や重労働である場合が多いため、普段からの動作に注意しましょう。

 

特に、腰部にかかる負担を軽減するような動きを意識する必要があります。

 

また、ストレッチや温かいお風呂等で、蓄積した疲労を取り除く必要があります。

 

精神的ストレスは、多くの人がさらされていると思います。

 

特に、仕事や学校などの人間関係である場合が多いです。

 

仕事や学校終わりに、息抜きできるような趣味をみつけ、終わった後の楽しみがあれば、ストレスと感じにくくなります。

 

また、引きこもりがちの方は、必ず朝日を浴びましょう。

 

そうすることで、幸福ホルモンの分泌を促す事ができるため、ストレス解消にもなりますし、精神疾患の予防に繋がります。

 

環境によるストレスの場合は、環境を変えるか慣れるかしかありません。

 

いずれにしても一時的な場合もあるため、我慢しても良いかもしれません。

 

ただし、慣れない場合は、はやめに環境を変えた方が良いでしょう。

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