脊柱管狭窄症の急性期について

脊柱管狭窄症 急性期

 

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)が発症した瞬間、いわゆる急性期という時期があります。

 

脊柱管狭窄症の原因としては、不良姿勢などによる脊椎の変形によって脊柱管(背骨の中にあるトンネルのような空洞)が狭くなることにあります。

 

脊柱管が狭くなれば、神経を圧迫して症状が出現することとなります。

 

ほとんどの場合、腰部のズ~ンとした重たい感じや、長い距離が歩けない(間欠跛行)事で気づく事があります。

 

しかし、急性期の症状として坐骨神経痛による強い痛みや、下肢のしびれや脱力によって、病院へ運ばれるケースが多いです。

 

ここでは、そんな脊柱管狭窄症の急性期についてご説明します。

脊柱管狭窄症の急性期はどんな症状?

脊柱管狭窄症の急性期には、どんな症状が現れるのでしょうか?

 

腰椎(ようつい)の脊柱管狭窄症は、馬尾神経の圧迫が多いため、坐骨神経痛を引き起こしてしまう場合が多いです。

 

いずれも、歩く事が困難になる場合があるため、急性期の場合、救急要請する事が多いです。

 

しかし、脊柱管狭窄症の急性期で一番多いのは、間歇跛行(かんけつはこう)です。

 

重傷になっている場合、50mも歩くのがしんどくなります。

 

そして、しばらく休んだらまた歩けるようになり、それからまたしばらく歩くとしんどくなるというのを繰り返す症状です。

 

特殊な症状であると言えますので、急性期の脊柱管狭窄症による間欠跛行には、十分な注意が必要です。

 

このような場合は、すぐに医療機関へ受診し、専門の治療を受けるようにしてください。

脊柱管狭窄症の急性期への対処法は?

脊柱管狭窄症の急性期には、どのような対処を行えばよいのでしょうか?

 

急性期の脊柱管狭窄症で病院に運ばれることが多いのは、下肢の脱力と、坐骨神経痛による強い痛みによって「歩行困難」となった場合です。

 

脊柱管狭窄症は気づかず放っておくと、最悪の場合は手術もあり得ます。

 

そのため、急性期に限らず、症状を早期に発見して治療する事が重要です。

 

最初に起こる症状としては、腰部の違和感下肢の感覚異常や筋力低下です。

 

腰から下の感覚に左右差があったり、足に力が入りにくい場合は、脊柱管狭窄症の場合があります。

 

また、身体を反って症状が悪化する様であれば、脊柱管狭窄症の可能性がさらに高くなります。

 

他にも、少し長い距離を歩くと足のだるさを覚える事があり、身体を曲げると症状が緩和する場合も脊柱管狭窄症かも知れません。

 

前述した間歇跛行の症状であることでも、脊柱管狭窄症の場合が多いです。

 

このような症状が出現した場合は、すぐ医療機関を受診し、画像を撮り診断してもらう事が大切です。

 

早期である場合は、専門の治療により症状を緩和する事ができます。

 

脊柱管狭窄症は、急性期となって日常生活に影響が出る前に対処する事が重要です。

 

初期の場合、普通に生活を送る事が可能なため、気にしないで放っ方はけっこう多いです。

 

脊柱管狭窄症は、少しでも不安に感じたら医療機関へ相談する事がベストと言えるでしょう。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

関連記事とスポンサーリンク