脊柱管狭窄症にEMSが効果的ってどういうこと?
脊柱管狭窄症に使われるEMSというものをご存知でしょうか?
EMSとは、Electric Muscle Stimulationの略です。
EMSがなにをするものなのかというと・・・
電気刺激により筋肉に刺激を与え、筋の強化や痛みの軽減を目的に使用されるものです。
ただ、脊柱管狭窄症にEMSがどのように使用されるのかは、あまり一般的に知られていませんよね。
そこで、今回は脊柱管狭窄症に対するEMSの効果性、また使い方などについてご説明します。
脊柱管狭窄症にEMSはどうやって使われる?
脊柱管狭窄症に対してEMSはどのようにして使用されるのでしょうか?
脊柱管狭窄症では、不良姿勢による症状悪化や痛みや神経症状により、運動時間や機会の減少による筋力低下が引き起こされます。
その筋力低下によって、生活の質の低下や日常生活の活動範囲の低下が懸念されます。
そこでEMSが登場します。
EMSで鍛えにくい筋肉に対して電気刺激を与え、筋力強化を主な目的に使用します。
それにより、姿勢を改善させ、脊柱管狭窄症の症状緩和をはかるというわけです。
また、EMSは血流を改善させる効果もありますので、脊柱管狭窄症の痛みの軽減を行う事も可能です。
ちなみに、EMSは医療現場でよく使用されていますが、市販でも購入が可能です。
大きな違いは、医療現場にある物は細かく出力を設定する事が可能で、その人の目的に応じて使い分けが可能だということです。
脊柱管狭窄症にEMSを使う方法と注意点
脊柱管狭窄症に対してEMSを使用する際、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?
EMSは医療器具でもありますが、市販で販売されているところもあります。
市販で販売されているものは、「筋トレモード」や「マッサージモード」などの目的別で、カンタンに使用することが可能です。
EMSで筋肉を鍛える為には、筋に存在するモーターポイントに電極を貼り付ける事が基本です。
そのため、脊柱管狭窄症の人が使用する場合は、専門の方に相談し、より効果を発揮できるようにした方が良いでしょう。
特に、腰部に、自分で貼ることは難しいため、だれか自分以外の方に協力してもらう必要があります。
注意点としては、EMSの「筋トレモード」を使用する際は特に注意しましょう。
EMSは電気刺激により、直接筋に対し働きかけ、強化を図るため、非常に負荷が高くなる場合があります。
そのため、筋の損傷や疲労を引き起こし易く、脊柱管狭窄症の痛みを増悪させる原因になります。
EMSは、基本的には10分程度行うだけでも効果があります。
機種によって出力が異なる場合があるため、使用方法をしっかり確認しましょう。
電極を貼り付ける際は、皮膚を拭くなどして清潔に保つことを忘れてはいけません。
また、電極との間の摩擦を軽減させ、より効果を発揮できる準備は必須だと言えます。