坐骨神経痛の原因はストレスにあるって本当?

坐骨神経痛 ストレス

 

坐骨神経痛の原因がストレスにある、という話がありますが、それは本当でしょうか?

 

坐骨神経痛の原因は、「椎間板ヘルニア」、「脊柱管狭窄症」、「梨状筋症候群」など、腰周辺の骨や筋肉の異常によるものが多いです。

 

つまり、坐骨神経痛の原因は、多岐にわたると言えるのです。

 

ただ、中でも、坐骨神経痛の「根本的な原因」として挙げられているものが一つあります。

 

それが、「ストレス」です。

 

坐骨神経痛は、ストレスという精神的なものにプラスして重いものを持ったり、肥満体型だったり、運動不足だったり、長時間の悪い姿勢を続けていたり、

 

このようなことによって起きると考えられているのです。

 

では、なぜ、ストレスは「坐骨神経痛の根本的原因」と言われるのでしょうか?

坐骨神経痛はストレスが原因!その理由は視床下部?

坐骨神経痛の原因がストレスと言われるのには、ある理由があります。

 

実は、精神的にストレスがかかると、脳の視床という下に位置する「視床下部」という場所に悪影響が及ぶのです。

 

視床下部は、体のいろいろな機能をコントロールしている場所です。

 

たとえば、体温や脈拍のコントロール、体液のphのコントロール等々・・・

 

そして、視床下部がコントロールするものの中に「自律神経」があります。

 

自律神経は、血液の流れをコントロールしていることから、その機能に悪影響が出てしまい、結果として、血液の循環が悪くなります。

 

血液の循環が悪くなれば、当然のように栄養や酸素が、カラダに行き渡らなくなります。

 

そのため、筋力が弱まったり、関節や筋肉が硬直していくのです。

 

そんな中で、重いものを持ったり、肥満や運動不足だったり、前述したような「物理的な負荷」がかかります。

 

その結果、骨や筋肉にゆがみが生じ、坐骨神経痛の症状となるのです。

坐骨神経痛の原因はストレス!もう一つの理由は副腎?

座骨神経痛の原因となるストレスは、さまざまな場面で引き起こされます。

 

中でも、職場においてのストレスは、精神的ダメージをかなり引き起こす要因の一つと言えるでしょう。

 

たとえば、職場での失敗や、人間関係で嫌な目にあったとします。

 

その場合、「職場に行きたくない!」という悪いイメージが脳内に浮かぶと、体の中にもさまざまな変化が起きます。

 

副腎という腎臓の上にある臓器から、筋肉を硬直させる物質が出てくるようになるのです。

 

「副腎皮質ホルモン」という名前は、聞いたことがある方も多いでしょう。

 

もともと副腎皮質ホルモンは、「頑張る」ために分泌されるものです。

 

ところが、過剰なストレスにさらされ続けることによって、副腎が疲弊するほど分泌がされてしまい、筋肉が硬直してしまいます。、

 

腰部や臀部(お尻)は筋肉量が多いですから、副腎皮質ホルモンがたくさん供給されます。

 

そのようなことから、坐骨神経痛の原因が引き起こされることもあるのです。

 

ストレスが原因である場合には、物理的なことだけでは解決しません。

 

ですから、ゆっくりお風呂に浸かったり、少しお休みを取ったり、出来る限り精神的に楽になれることを、選択するようにしましょう。

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