坐骨神経痛とサッカー~サッカーで運動していますが・・・~

坐骨神経痛 サッカー

 

  • 「坐骨神経痛ですが、運動が良いと思ってサッカーで汗を流しています」
  • 「サッカーを休みの日にやるのですが、終わった後にお尻がじんじんします」

 

というようなことを耳にします。

 

サッカーは流行っていますし、日ごろの運動としてやっている人も多いのではないでしょうか?

 

ここでは、坐骨神経痛にサッカーは良いのか悪いのか?またその理由などについてもご説明します。

坐骨神経痛にサッカーは良い?悪い?

では、果たして坐骨神経痛に対してサッカーは良いのか、悪いのか?

 

答えとしては「あまり良いとは言えない」です。

 

理由としてはいくつかあります。

 

大きい理由としては、サッカーという競技は、お尻周りの筋肉をよく使い、硬くなることが多いこと、人との接触があるスポーツで腰への負担が大きいことなどが挙げられます。

 

そもそも坐骨神経痛は、腰のヘルニアによって、お尻の深い部分の筋肉によって、坐骨神経が圧迫されて出るものです。

 

サッカーによってお尻の筋肉がたくさん使われると疲労し、硬くなりやすくなってしまうのです。

 

さらに、人との接触やあらゆる方向への動きが繰り返される競技なので、腰のヘルニアになる可能性も高いのです。

 

もちろん、股関節まわりの筋肉をたくさん使い、いろいろな動きがあるスポーツなので、鍛えるという意味ではとても良いです。

 

そのため、坐骨神経痛になっていない人の予防としてはいい面もあるかもしれません。

 

しかし、それにしても体への負荷は相当で、サッカーの前に日ごろから鍛えて、柔軟性がしっかりある方でないとリスクは大きいです。

 

さらに、軽い坐骨神経痛でサッカーを行う方もいるようですが、坐骨神経痛の症状として筋肉の軽い麻痺があることがあります。

 

その場合、筋肉でうまく体の制御がきかなくなります。

 

そのため、普段より大きな足の捻挫をしたり、膝の靭帯を切ったりと、普段ならなんでもない動作でも大けがをすることもあります。

 

サッカーはあらゆる体の動きを伴うため、体を鍛えるにはとても良いスポーツです。

 

しかし、坐骨神経痛がある場合は、積極的にはお勧めしません。

 

自分の身体の状態を見極めながら準備をしっかりと行い、徐々に軽めにプレーするようにしてください。

坐骨神経痛とサッカー~それでもサッカーがしたい方へ~

坐骨神経痛の方にとってサッカーは積極的に勧められるものではないことは先に書きました。

 

ただし、サッカーそのものは走る、跳ぶ、蹴る、あたりの状況を見て判断する・・・などスポーツのあらゆる要素がちりばめられているとても良いスポーツです。

 

「坐骨神経痛だけどサッカーがやりたい!」という人もいることでしょう。

 

そこで、坐骨神経痛の方がプレーする際、サッカーで坐骨神経痛にならないための注意点を書いていこうと思います。

 

坐骨神経痛の方がサッカーを行う場合、原則として足の力が入りにくい状態では行わないほうが良いです。

 

もちろん、試合ではなく、パス練習など大きな動きのないものは大丈夫です。

 

あらゆる動きがあるサッカーでは、坐骨神経痛による筋力の軽いマヒがある場合、大きなケガにつながるからです。

 

軽い痺れや、お尻の鈍痛程度であれば、少しずつ行うのは大丈夫でしょう。

 

これも当たり前かもしれませんが、プレーしている最中に症状が悪化してくるようであれば、中断すべきです。

 

プレー後の対処としては、お尻周りのストレッチが大切です。

 

ゆっくりとじんわりと行うことがポイントです。

 

さらに、テニスボールなどでお尻周りの筋肉をほぐすのもおススメの方法の一つです。

 

やり方としては、横向きになって下になったほうのお尻にテニスボールを当て、じんわりと圧迫すると、とても楽になることが多いです。

 

サッカーをして坐骨神経痛を悪化させないために、坐骨神経痛にならないために、必要なこととしては、股関節周りの柔軟性が大切です。

 

プレー前に股関節をゆっくりと大きく回したり、ストレッチしたり、入念に柔らかくすることですね。

 

さらに、普段からで言えば「体幹」が大切です。

 

(長友選手のコアトレなんてよく話題になりましたよね)

 

仕事の最中や移動中など、少しおなかに力を入れて動く、深呼吸の練習をする、風船を膨らます練習をする、など体幹を鍛える方法はたくさんあります。

 

なので、何気ない日常生活の中で試していただければと思います。

 

サッカーに限らず、スポーツはとてもよいものです。

 

適切な対処を知って、坐骨神経痛を克服し、さらに坐骨神経痛にならない体づくりをしていきましょう。

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