坐骨神経痛は筋力低下によりリスクが高まる?
坐骨神経痛が筋力低下によって引き起こされると言われることがあるのは何故でしょうか?
たとえば、坐骨神経痛になった方は、足に力が入らなくなったり、明らかな筋力低下を感じることがあるのです。
そんな症状が酷くなってくると、足の指まで動きづらくなることもあります。
ここでは、坐骨神経痛と筋力低下との関係性についてご説明します。
坐骨神経痛と筋力低下の関係性は?
坐骨神経痛と筋力低下との関係性には、どのようなことがあるのでしょうか?
それについての説明は、筋力低下によってどんなことが引き起こされるのかを知る必要があります。
以前にもお話しましたが、筋とは、身体を動かすということだけでなく、身体を支える事にも関与しています。
人間の体は、骨で支えられているとういイメージが強いですが、靱帯や筋で支えている割合の方が大きいと言われています。
その身体を支えている筋肉に筋力低が起きると、骨にかかる負担が大きくなります。
特に、体重の大部分が負荷としてかかってくる腰部ではその負担が増加し、腰痛や腰部疾患に繋がります。
坐骨神経痛の主な原因は、椎間板ヘルニア等の腰部疾患です。
筋力低下と椎間板ヘルニアの関連性は高く、坐骨神経痛のリスクを高める事となります。
また、筋力低下によって筋力のバランスが失われると、身体のゆがみが強くなります。
身体が歪むということは、神経走行も歪んでしまい、局所的に神経を圧迫し、坐骨神経痛を引き起こす可能性があります。
坐骨神経痛と筋力低下が起きる場合の対処法は?
坐骨神経痛によって筋力低下が起きる場合には、どのように対処すれば良いのでしょうか?
まず最初の対策と言えば、当たり前のようですが「筋力を落とさない事」です。
だからと言って「体を鍛えましょう」という事ではありません。
人は加齢によって、1年に1%ずつ筋力は低下していると言われています。
そのため、筋力低下を起こさないためには、年齢を積み重ねれば、積み重ねる程、運動をする習慣が重要となってきます。
手軽であり、効果的な運動習慣を手に入れる方法は「歩く事」です。
通勤や買い物などで普段電車や自転車を利用しているのであれば、1駅歩く事や徒歩10~15分圏内であれば歩いて移動するなどです。
また、ジムやフィットネスに通うのも良いと思います。
一人黙々としていても続かない場合があるため、誰かと交流がある中で行う方が楽しみに繋がり、継続して運動する事ができます。
お金をかけず、1人で出来るのであれば、椅子からの立ち座りなどオススメです。
足全体の筋を使用するため、効率良く筋力低下を予防する事ができます。
また、ストレッチも良いです。あまり動かさずにいると、筋肉は硬くなり、血流が悪くなります。
痛みの原因ともなりますので、ストレッチによって、筋肉を良い状態を維持するのも良い方法です。