坐骨神経痛でおしりが痛いのは典型的な症状?
坐骨神経痛の症状は、とても不快な痛みやしびれが足に出ることは多くの方がご存知かと思います。
そんな坐骨神経痛の典型的な症状として、おしりの痛みがあります。
坐骨神経痛の症状としては、左右のどちらか片方のおしりに出ることがほとんどです。
そのため、グーで、おしりを叩きたくなるような重だるいような鈍痛が現れます。
坐骨神経痛の症状は、長時間同じ姿勢をとっている時に強く現れます。
例えば車の長時間の運転であるとか、長時間電車移動で立っている、パソコン作業を1日しているなどがそうですね。
坐骨神経痛の症状としては、足のしびれ感も一緒に出ますが、おしりそのものはシビレというより不快な痛みを訴える人のほうが多いです。
坐骨神経痛でおしりに痛みが出る原因は?
坐骨神経痛でおしりに痛みが現れる原因は、何でしょうか?
坐骨神経痛では、同じ坐骨神経を圧迫するとは言っても、どこを圧迫するかによって症状は異なります。
圧迫の仕方は、大きく「2つ」に分けられます。
- 椎間板ヘルニアによって坐骨神経のおおもとを圧迫する場合
- おしりの奥で筋肉によって坐骨神経がダイレクトに圧迫される場合
まず、椎間板ヘルニアによって坐骨神経のもとが圧迫される場合、腰の骨の一番下から出てくる神経が圧迫されます。
このような坐骨神経痛の場合は、おしりの不快な痛みと、お尻の割れ目付近のしびれ感、ふくらはぎのしびれ感、つま先立ちができないなどの症状が典型的です。
もう一つは、おしりの奥の筋肉(梨状筋といいます)で坐骨神経がダイレクトに圧迫される場合です。
この場合は、おしりの不快な痛みと太もも裏、ふくらはぎに広がるようなしびれが出現することが多いようです。
つまり、圧迫の程度によって症状の出方がいろいろなのです。
坐骨神経痛によるおしりの痛みも様々ですが、何はともあれ、早めに原因を突き止めて適切に対処していきたいですね。
坐骨神経痛とおしり~おしりの筋肉が固い?~
坐骨神経痛では、おしりに症状が出ることが多いです。
原因としては椎間板ヘルニアによる坐骨神経のおおもとの圧迫、おしりの奥の筋肉(梨状筋)による坐骨神経の圧迫ということは前述しました。
では、それらの原因に対しては、どう対処すれば良いのでしょうか?
椎間板ヘルニアの場合でも、おしりの奥の筋肉の場合でも、セルフケアとしては、おしり周りのストレッチが中心となります。
まず、坐骨神経痛のおしりに対するストレッチの基本は、ゆっくりと呼吸を止めないようにすることです。
おしりの筋肉が伸びているな、…というところで20秒くらい待つことが大切です。
あおむけでゆっくりと両ひざを抱える、椅子に座って片方の足を反対の足にのせて、体を前に倒すなどなど、いろいろなものがあります。
また、坐骨神経痛には、ストレッチ以外だとボールでのセルフマッサージが効果的です。
ちょうど良いのは、硬式のテニスボールです。
ゴルフボールや子供が遊ぶゴムボールでは、固すぎたり柔らかすぎたりしますからね。
やり方は、横向きに寝て、ボールをお尻の下(横)にひいて自分の体重で圧迫するだけです。
30秒くらいゆっくりと圧迫したら、少し場所をずらしてまた圧迫する、というのを繰り返します。
坐骨神経痛でなくても、長時間の運転やパソコン作業をした後には有効です。
坐骨神経痛は普段のケアで、おしりのシビレなどの症状を緩和させたり、悪化を防いだりすることができます。
しっかりとストレッチなどの対策を行っていきましょう!