坐骨神経痛とそくわん(側弯症)との関係性について

坐骨神経痛 側弯症

 

坐骨神経痛とそくわん(側弯症)が関係しているという話があります。

 

ところで、そもそも「そくわん」とは何でしょうか?

 

坐骨神経痛はお尻や足にとても不快な症状を出します。

 

そして症状が一気におさまることは少なく、長期化しやすいのも特徴です。

 

そんな坐骨神経痛を患っている方のなかには背骨がゆがんでいる人が少なからずいます。

 

それが、いわゆる「そくわん」、側弯症(そくわんしょう)というものです。

 

そくわん(側弯症)の程度はさまざまで、パッと見て明らかにゆがんでいる場合やレントゲンを撮らないとわからない程度まであります。

 

お風呂上りに洗面台の鏡の前に立って肩の高さが違うことに気づいたり、洋服がいつも捻じれたりして気づくことがあります。

 

ここでは、そんな「そくわん(側弯症)」と坐骨神経痛があるのか?ということについてご説明します。

坐骨神経痛と「そくわん(側弯症)」が関係すると言われる理由は?

結論から申し上げますと、そくわん(側弯症)と坐骨神経痛とは大いに関係があります。

 

ただし、難しいのは、坐骨神経痛だからゆがんだ場合もあれば、ゆがんでいるから坐骨神経痛になった場合もあるということです。

 

また、そくわん(側弯症)は生まれつきのものもあれば、思春期の成長期に急激に進行する「特発性そくわん症」や、長年の生活習慣で徐々にゆがんでしまうものなど様々です。

 

そして厄介なのが、一度そくわんすると、そのゆがみを完全に戻すのは難しく、ひどい状態であれば手術が必要になることです。

 

そくわん(側弯症)と坐骨神経痛には関係があると書きましたが、まずは「そくわんが先の場合」についてお伝えします。

 

生まれつきや、日々の習慣によって「そくわん」があると、日常の動きの様々な場面で左右差をもたらします。

 

立つ、歩くなどの動作でも体重のかかり方は違いますし、座っていても必ず左右どちらか一方に体重がかかります。

 

ある部分がゆがむと、それを修正するように別の場所が逆にゆがむので、その「ゆがみ」は背骨だけでは済まなくなります。

 

そのため、坐骨神経痛に大きくかかわる骨盤もゆがむことが「そくわん」を持つ人には多いのです。

 

また、逆に坐骨神経痛を持っている人が、いつの間にか「そくわん(側弯症)」になり、背骨がゆがんでいることもあります。

 

坐骨神経痛はとても不快な症状をだし、さらに長期化しやすいです。

 

多くは、片方の足に症状を出すため、かばうような生活習慣となってしまいやすいのです。

 

その結果として体重のかかり方、座り方などに左右差が生まれ、背骨も「そくわん」し、ゆがんでしまうことになるのです。

 

そくわんは、坐骨神経痛の原因であれ、結果であれ、体に大きな影響を及ぼします。

 

まずは鏡の前でチェックしてみてはいかがでしょうか?

坐骨神経痛とそくわん(側弯症)~根気がいります~

坐骨神経痛とそくわん(側弯症)になったら、どうすれば良いのでしょうか?

 

残念ながら、基本的に「そくわん」は何かをしたからといってすぐには治らないものです。

 

「そくわん」は、背骨がゆがんだ状態になると、周りの筋肉も長さや使い方に左右差が生まれるところが厄介なところでもあります。

 

筋肉は、背骨を支える重要な役割を担っています。

 

なので、そこに左右差があって使い方に偏りができると、余計に背骨のゆがみを進行させてしまいます。

 

「そくわん」があると分かった時点から、自分のゆがみが左右のどちらにあるのか、肩がどちらに下がりやすいのかを知ることが大切です。

 

そして、下がった方の肩を下げないような姿勢の意識を繰り返して持つことがポイントとなります。

 

「そくわん」にならない、または進行させないために注意することは、やはり生活習慣の見直しです。

 

肩に斜めにかけるカバンの使用を避けたり、いつも同じ側にかけることをやめたり、リュックサックを利用することでも進行を予防できます。

 

座っている姿勢であれば、足を組むのを控えたり、組むにしてもいつも同じ側で組まないことも大切です。

 

運動は、姿勢をよくした状態で体をねじる運動、頭の先からお尻まで一本の軸で回るように意識すると効果的です。

 

「そくわん(側弯症)」はなったことよりも、なった後の進行の予防が大切です。

 

適切な対処でゆがみを克服しましょう!

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